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2017.01.25 07:00  週刊ポスト

箱根駅伝通「早稲田ファンは叱咤ばかり。選手は萎える」

スポーツジャーナリストの増田明美氏


──増田さんは全日本大学駅伝で、選手に並走する「監督バス」に乗り込んで突撃レポートをしていました。

増田:あのバスに乗るのは本当に緊張するんですよ。車内ではテレビ中継をつけながら、ラジオの音声を流しているんですが、ライバル校同士の監督が隣り合わせで画面を見つめている。

西本:あのピリピリ感の中に入るのは普通、無理です。

増田:本当に監督さんたちも鬱陶しいでしょうね。でも、テレビ向けにしゃべってもらわないと私も困る。だから53歳の“おばさん力”でぐいぐい接近してマイクを向けちゃう。30代ではできなかったと思いますよ。

西本:その渾身レポートのおかげで、監督たちの戦略がダダ漏れでした(笑い)。

増田:でも、本当に監督さんたちは個性的で面白い。山学大の上田(誠仁)監督みたいに「哲学」を語ってくれる方もいれば、“漢(おとこ)だろ!”の檄で有名な駒澤大の大八木(弘明)監督もいる。大八木さんは、会津弁で話すのに、持っているセカンドバッグがルイ・ヴィトンだったりして、あのちぐはぐさが面白い。

西本:なんとも言えないマイルドヤンキー感ですよね! 僕らオタクは、あの監督バスで、誰がどの席に座ったかだけで盛り上がれる。去年はスタート直後、大八木さんが「指定席」のはずの最後列左側の席でなく、そのちょっと前の席に座った。それだけでコアなファンのSNSは“なぜだ!?”と大盛り上がり。増田さんには次回はぜひ、監督バスの「席次表」の変化をツイッターで実況中継してほしいんです。

増田:いいですね! それ、やりましょう。

●ますだ・あけみ/1964年千葉県生まれ。スポーツジャーナリスト。私立成田高校在学中、長距離種目で次々に日本記録を樹立し、1984年ロサンゼルス五輪に女子マラソン代表で出場。1992年に現役引退し、解説者として数々のレースに携わる。

●にしもと・たけし/1971年福岡県生まれ。「駅伝ニュース」主宰者。本業はコンテンツプロデューサー。ツイッターアカウント名は「公園橋博士」、相棒のマニアさん(アカウント名「@EKIDEN_MANIA」)とともに全国の長距離レースを観戦。

※週刊ポスト2017年2月3日号

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