「74才になる私の両親がすごく仲がよくて。父がアメリカ人ということもあってか、子供の前でのスキンシップも当たり前で、出かける前のキスも、一緒にお風呂に入ったりも、外で手をつなぐのも普通のことだと思っていたんです。だから私もそうありたいと思って、子供の前でもスキンシップはしてきました。でも、息子が小学校高学年になったら急に嫌がるようになって。友達が家に遊びに来た時と、外出時はやらないでくれと懇願されて。しぶしぶ従っています(苦笑)」
異議あり! との声に反論するのは前出の石黒だ。
「いつもスキンシップをしていると安心するし、けんかが減るんですよ。子供たちも親が仲良しなのは嬉しいみたいで“うちは仲良しだよね~! パパはママが大好きだよねっ”と言ってくれてるので、教育としては悪くないと思いますよ。初めはちょっと照れるかもしれないけど、パパ、ママとしてだけじゃなくて男と女としてお互いを意識できるので、他のご夫婦にも、絶対オススメしたいですね(笑い)。スキンシップは肩に触れたりするだけでもいいと思います。ずっと一緒にいると空気みたいになりかねないですもんね! 私も頑張らなくちゃ!」
もっとも、子供の前でなければ、意外にもイチャイチャしている夫婦は多い。専業主婦・新部月子さん(仮名・60才)が、“土曜日の密事”をこっそり打ち明けてくれた。
「子供たちも独立して夫婦ふたり暮らしになって、やっと育児から解放された~と喜んでいたんです、私は。でもそしたら夫がいきなり“土曜日の午後、一緒にお風呂に入らないか”って提案してきて。新婚当時ならまだしも、なによ今更! って思ったんですけど、コミュニケーションをとれるしいいだろという言葉に押されて…。
事を致すわけでもなくお互いの体を流し合ったりする程度だったんですが、何回か続いたある土曜日に、息子が突然帰宅してきて。夫はそそくさとお風呂を出たものの、私は出て行くこともできず、音も立てずにじっと湯船の中。息子はまたすぐに出て行ったけれど、気づいていたかもと思うと、今思い出しても赤面しますよね…」
イチャイチャしていると分泌される、オキシトシンという幸せホルモン。美容だけでなく、認知症にもいいという研究結果があるとか。美と健康のためという大義名分のもと、恥を捨ててやってみます?
※女性セブン2017年2月9日号