アルミ箔は“包む”ためだけのものじゃない! きれいを長持ちさせたり、素材をおいしくしたりと意外な活用法が。アルミ箔を使った掃除の裏ワザを5つ紹介しよう。
【裏技1】黒ずんだ銀製品がピカピカに!
「同窓会に、銀の指輪を…」と久しぶりに出してみたら、黒ずんでいてショックを受けたことはありませんか? そんな時にも、アルミ箔が大活躍。
用意するのは、ボウル、アルミ箔、割りばし、重曹(またはベーキングパウダー)と熱湯。【1】プラスチック製のボウルの内側にアルミ箔を敷き詰める。【2】銀製品を底に置く。【3】重曹またはベーキングパウダーを振りかける(アクセサリー1個につき大さじ1くらい)。【4】熱湯を銀製品がつかるまで注ぐ。
この方法ならわずか5分でピカピカに。お出かけ直前にもできて便利。
熱湯を注ぐと泡が立ち、5分ほどでピカピカに。割りばしを使って取り出し、水道水で洗えばOK。銀製品の黒ずみは、酸化などが原因。アルミ箔と重曹で化学反応が起き、水素などが発生。これが、銀製品表面の酸化銀を還元するため、きれいになるという仕組み。ただし、石つきのものでは行わないこと。念のため換気と手袋も忘れずに。
【裏技2】コンロのまわりの焦げかす取りに
「アルミ箔はくしゃくしゃにして丸めれば、“使い捨て金たわし”にもなります。特にコンロまわりにこびりついた焦げかすや油汚れを取る時は大活躍。ただし、傷がつかないよう、目立たない所で試してから使って」(清掃収納マイスターの大津たまみさん)
コンロまわりの汚れ防止としてアルミ製のマットを敷いている場合、それが汚れて捨てるタイミングになったら、丸めて金たわしにして、2度活用を。
【裏技3】排水口のぬめり取りに
「ピンポン玉よりやや小さめに丸めたアルミ箔を数個作り、排水口に入れておきます。そうすれば、ぬめりにくくなります」(大津さん)
これは、アルミニウムの金属イオンが、細菌の発生を抑えてくれるからだとか。
「汚れやぬめりの様子を見ながら、2週間に1回ぐらいは交換するのがおすすめです」(大津さん)
【裏技4】オーブンや冷蔵庫に敷き、汚れ防止に
オーブンや冷蔵庫などの汚れやすい部分にアルミ箔を敷いておけば、油もののかすや調味料の液だれが流れても安心。汚れたら、捨てて替えればいい。
「台所用品だけでなく、下駄箱の棚にも、この“アルミ箔敷き”が有効。木製の棚の場合、靴からついた泥汚れはなかなか落ちないもの。でも、アルミ箔を敷いておけば、表面がつるつるなので、簡単に拭き取れ、掃除の時短に」(大津さん)
【裏技5】おろし金に貼りつけ、洗いやすく!
大根おろしに紅葉おろし、鍋のシーズンには大活躍の“おろし金”。とはいえ、使った後に洗うのが面倒で、つい敬遠しがち。そんな時にも、アルミ箔が使える。
「おろし金の歯の間に入った野菜カスを取るのは大変。そこで、おろし金の歯の出ている面にアルミ箔を貼りつけ、そのまま食材をすれば、使った後もアルミ箔をはがすだけできれいになります。最後は軽く水洗いでOKです」(大津さん)
※女性セブン2017年2月16日号