ライフ

賢者の検索 「自分専用」の検索エンジンを持つ時代

検索は自分用カスタマイズをする時代

 ネット検索しても、検索結果の上位をアフィリエイト目的のまとめサイトや、掲示板など、真偽が不確かな情報を掲載しているページが占めてしまう。そのため、ほしい情報をもとめて何ページも探し続け、何時間かかっても目的の情報が見つからないこともある。検索の便利さを取り戻す方法には、ブラウザをカスタマイズする方法、検索時に記号を加える手法、あらかじめカスタマイズされた検索ページを利用するやり方がある。

◆ブラウザをカスタマイズ
 GoogleによるブラウザChromeでは、検索結果に反映したくないサイトをブロックする機能を追加する「Personal Blocklist」がある。ブラウザに便利な機能を追加できるアドオン(拡張機能)は有志によって開発されているものも多いが、これはGoogleが直接、提供している。

 Chromeを起動して設定を開き、ページの左側に表示される一覧から「拡張機能」を選ぶ。画面を下までスクロールして「他の拡張機能を見る」をクリックすると「Chromeウェブストア」が別のタブで開くので、そこで「Personal Blocklist」と検索すれば、目的の拡張機能が表示される。あとは「CHROMEに追加」ボタンを押せば、導入が終わる。

 この拡張機能を追加したあとは、ChromeでGoogle検索した検索結果の下部に「***.comをブロック」といった表示が現れるようになる。そこをクリックすれば、そのサイトは以後、検索結果として表示されなくなる。このブロックはGoogleへの報告も兼ねているため、ブロックされる数があまりにも多いサイトは、Google検索順位も下がる。

 Firefoxにも「Hide Unwanted Results」など、特定のサイトを非表示にする拡張機能があるので、同じように導入できる。

◆検索時に「-(マイナス)」などの記号を加える
 また、Google検索には様々なオプションが備わっている。たとえば、検索ワードを入れて検索すると、検索窓下の右から二つめに「設定」があらわれる。そこをクリックして「検索オプション」を選べば、より細かい検索ができる。

 これらの検索オプションは、最初の検索画面でも記号を利用することで一度で調べられる。たとえば特定のサイトを除外したいときは、検索ワードの後ろに「-site:(除外したいドメイン)」を加える。逆に、特定のサイト内、たとえばあるグルメサイトの中だけを検索したいときは検索ワードの後ろに「site:(グルメサイトのドメイン)」とすればよい。このとき使用する記号は、必ず半角であること。

 サイト名だけでなく、特定の語句を省くときにも「-」は利用できる。たとえば「にんじん」とだけ検索すると、レシピサイトが検索上位を占めるが、「-レシピ」と加えればレシピサイトのほとんどが検索結果から省かれるので、にんじんという野菜そのものの情報を得られる。

◆あらかじめ検索カスタマイズされたページを利用する

 拡張機能を利用した検索カスタマイズをつくりあげるには時間がかかるしスマートフォン非対応ばかりだ。そして検索のための記号を駆使するのも手間がかかる。パソコンだけでなくスマートフォンにも対応している手軽な検索サービスのひとつに「ノイズレスサーチ」がある。同サービスは利用者の検索ニーズに応えながら、今も変化し続けている。

関連記事

トピックス

お笑いトリオ「ジャングルポケット」の元メンバー・斉藤慎二。9ヶ月ぶりにメディアに口を開いた
【休養前よりも太ってしまった】元ジャンポケ斉藤慎二を独占直撃「自分と関わるとマイナスになる…」「休みが長かった」など本音を吐露
NEWSポストセブン
約40年、地元で愛された店がラーメンをやめる(写真提供/イメージマート)
《SNS投稿やグルメサイトの弊害》あっという間に人気飲食店になったことを嘆く店の人たち 問い合わせが殺到した中華料理店は電話を撤去、行列ができたラーメン店は閉店を決めた 
NEWSポストセブン
TOKIOの国分太一(右/時事通信フォトより)
《TOKIO解散後の生活》国分太一「後輩と割り勘」「レシート一枚から保管」の節約志向 活動休止後も安泰の“5億円豪邸”
NEWSポストセブン
大谷翔平の新投球スタイルを分析(Getty Images)
《二刀流復活》進化する“投手・大谷翔平” 「ノーワインドアップ」と「シンカーボーラーへの移行」の新スタイルを分析
週刊ポスト
中山美穂さんをスカウトした所属事務所「ビッグアップル」創設社長の山中則男氏が思いを綴る
《中山美穂さん14歳時の「スケジュール帳」を発見》“芸能界の父”が激白 一夜にしてトップアイドルとなった「1985年の手帳」に直筆で記された家族メモ
NEWSポストセブン
結婚式は6月26日に始まり3日間行われた(時事通信フォト)
《総額72億円》Amazon創始者ジェフ・ベゾス氏の豪華結婚式、開催地ベネチア住人は「億万長者の遊び場に…」と反発も「朝食17万円、プライベートジェット100機貸し切り」で市長は歓迎
NEWSポストセブン
藤川監督(左)の直訴を金田氏(右)が存命であればどう評したか
阪神・藤川球児監督の「練習着にハーフパンツ着用」直訴で思い出される400勝投手・金田正一さんの言葉「大投手になりたければふくらはぎを冷やしたらアカン」
NEWSポストセブン
「札幌のギャグ男」公式インスタグラムより
《特別支援学級編入を決断した当事者の声》「小3の知能で止まっている」と宣告された中学1年生が抱えた“複雑な思い”「母さんを楽にしてやれるって思ったんだ」
NEWSポストセブン
STARTO ENTERTAINMENTの取締役CMOを退任することがわかった井ノ原快彦
《STARTO社取締役を退任》井ノ原快彦、国分太一の“コンプラ違反”に悲しみ…ジャニー喜多川氏の「家族葬」では一緒に司会
NEWSポストセブン
仲睦まじげにラブホテルへ入っていく鹿田松男・大阪府議(左)と女性
石破“側近”大阪府連幹部の府議、本会議前に“軽自動車で45分ラブホ不倫” 直撃には「知らん」「僕と違う」の一点張り
週刊ポスト
国民民主党から公認を取り消された山尾志桜里氏の去就が注目されている(時事通信フォト)
「国政に再挑戦する意志に変わりはございません」山尾志桜里氏が国民民主と“怒りの完全決別”《榛葉幹事長からの政策顧問就任打診は「お断り申し上げました」》
NEWSポストセブン
中居正広氏と被害女性の関係性を理解するうえで重大な“証拠”を独占入手
【スクープ入手】中居正広氏と被害女性との“事案後のメール”公開 中居氏の「嫌な思いをさせちゃったね。ごめんなさい」の返事が明らかに
週刊ポスト