芸能

運動が続かない真矢ミキ「いっそもう一度宝塚に入りたい」

真矢ミキが「もう一度宝塚に入りたい」告白

 年齢を重ねると、だんだんと運動をしなくなってしまうもの。女優の真矢ミキも、近頃は運動不足気味だという。真矢が、現在の生活について語る。

 * * *
 宝塚時代は、劇団レッスンで踊り、公演稽古で踊り、本番で踊り…すごい時は終演後、次なる公演の稽古で踊る…と、とにかく毎日踊っていた私。たしか20才の頃、東京宝塚劇場で昼夜2回公演を終えたあと、「ねぇ、カノジョ、踊りに行かない!?」とナンパされ、「今、さんざん踊ってきたんですけどぉ?」と間髪入れず低い声で答えたことも。さぞかし遊んでいる人に聞こえたのだろうなと、いまだ懐かしく思い出す。

 しかし、あれから時は経ち、ふと気づけば汗をかいて全身を動かす機会もほとんどなく、冬はタートルネックの中に深く身を隠して“あなたは本当のカメですか?”と、問いただしたいくらい、毎日、色をわずかに変えたタートルネックを着て冬眠中の私の体。もはや、春に向かって薄着になっていくことに若干恐怖も覚える今日この頃です。

 半世紀も生きると、強制的に体を動かさないとあらゆる部分が凝り固まる、そして代謝も落ちてくる。いわゆるわけのわからない肉が気づけば私のエリアに、ドンッと嘲笑うように居座っている。

 昨年末には、“私が何をした!”と思わず叫びたくなるくらいの体重も叩き出すくらい、私の中の非常事態を促すランプが赤く刺すような点滅で知らせていた。なのに食欲という本能は、お決まりのいいわけフレーズをひっ連れて「食べたいねぇ、明日からヘラセバイイッテ…」と今日も優しく誘う。

 …正直、私は食い意地が張ってる。恥ずかしいくらい、目の前に食べ物があるとすぐ手を伸ばしてしまう。

 なければないで耐えられるのに、何なのだろう? 前世はフードファイターとかだったのか? そして“食を控えるくらいなら、動きます!”と宣誓したいくらい食べることへの貪欲さは本物だ。

 これじゃ、いかん(汗)。よし、春に向けて体を燃やそう!…で、何をやるか。水泳…いいですよね。全身をバランスよく使うし、関節に負担がかからず、無理がない。でも私、三半規管が意外と弱いから、耳に水が入ることがなぁ…。

 マシントレーニングで筋力アップ!…うーん、できれば音楽が流れる中で自然と劇団の頃みたいに体を動かしたい。私にとって運動は音楽とセットなのだ(観客のかたがいて下されば、さらに動けるのだが…)。

 じゃあ、軽快な曲を聴きながらランニングだ!…これも、却下。私こう見えて、根性なしで昔から電信柱1本分も走れない。走っていると、「歩きたい、歩いちゃダメ? 今、歩いたら楽になるよ?」と、また耳元にナマケモノの神が囁く。

関連キーワード

関連記事

トピックス

初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
芸能活動を再開することがわかった新井浩文(時事通信フォト)
「ウチも性格上ぱぁ~っと言いたいタイプ」俳優・新井浩文が激ヤセ乗り越えて“1日限定”の舞台復帰を選んだ背景
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン
小説「ロリータ」からの引用か(Aでメイン、民主党資料より)
《女性たちの胸元、足、腰に書き込まれた文字の不気味…》10代少女らが被害を受けた闇深い人身売買事件で写真公開 米・心理学者が分析する“嫌悪される理由”とは
NEWSポストセブン
ラオスを訪問された愛子さま(写真/共同通信社)
《「水光肌メイク」に絶賛の声》愛子さま「内側から発光しているようなツヤ感」の美肌の秘密 美容関係者は「清潔感・品格・フレッシュさの三拍子がそろった理想の皇族メイク」と分析
NEWSポストセブン
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン