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『ホクサイと飯さえあれば』で話題の「変身のサンドイッチ」

手作りマヨネーズで一味違う「変身のサンドイッチ」

「飯テロ」とは、おいしそうな食べ物の写真や映像を見せて、食欲を刺激する行為を意味するネット上での造語。今、「飯テロ」ドラマが続出し、注目を集めている。実はこれ、料理監修とよばれる料理のプロがドラマ内でいかにおいしく見えるかを考慮して演出しているのだ。それを家庭で再現するコツを聞いてきた。

 * * *
『ホクサイと飯さえあれば』毎週日曜深夜0時50分~(MBS)※毎週火曜深夜1時28分~(TBS系)ほか。

 ヒロインのブンは、寝坊しても朝食だけは絶対に抜かず、炊飯器で、牛すじカレーを何時間も煮込むほど、食に対しての執着がハンパない。ただ、何品も作るのは面倒で、一品に勢力を注ぐことが多いため、女子の料理というより、アウトドアで男子が作る、ボリューム重視のご飯のようだ。

 料理を手がけているアウトドア系料理人の真田崇史さんは、見ているだけで、お腹が空くハードボイルドな料理をイメージしているという。

「基本、ブンちゃんは家で調理しますが、1話では河原の土手でマヨネーズを作りました。 これは容器に材料を入れ、ひたすら振り続けるという力技。撮影翌日、上白石さんは“筋肉痛になった”と言っていましたが、これを本気でやるとかなり疲れます(笑い)。

 完成したマヨネーズは、100円ショップで買ったサンドイッチにプラスしてはさみました。手作りだけあって、市販のものより酸味がひかえめで上品な味に。プレミア感が増えました」(真田さん)

 原作は漫画で、作り方が少し変わっているが、味は確か。真田さんは収録前に何度も試作を繰り返し、食材選びにも余念がないという。

「主人公は食にこだわりの強い設定なので、選ぶ食材も素材のいいものを選んでいます。たとえば、舞台となっている北千住の玉子問屋で卵を買い、野菜は専門店で買っています」

 素材へのこだわりが、画面に出ている! そんなこだわりのマヨネーズで作ったサンドイッチのレシピを紹介する。

<作り方>
【1】卵1個は常温に戻し、卵黄のみを取り出す。
【2】【1】の卵黄、酢大さじ2分の1、はちみつ小さじ1、塩・こしょう各少量を密閉できる容器に入れ、泡だて器で白っぽくなるまで混ぜる。
【3】【2】にサラダ油4分の3カップを少しずつ加えながら、容器の蓋をして、マヨネーズ状になるまで振る。
【4】レタス4枚はサンドイッチにおさまるくらいの大きさにちぎる。
【5】【4】【3】と汁気を切ったツナ缶1缶を混ぜたもの適量を市販のハムサンドの間にはさむ。

※女性セブン2017年3月9日号

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