国内

思春期に激やせした愛子さまのお体を医師が心配する

激やせが心配されている愛子さま

 激やせが心配されている愛子さま(15才)。宮内庁関係者によると、1年間で18kgもお痩せになったとされている。

 身長と体重から導きだされる、人の肥満度を表す体格指数を「BMI(「BMI」は体重(kg)を身長(m)の2乗で割って計算される。例えば身長160cmで50kgの人の場合、50÷(1.6×1.6)で、BMIは19.5となる。小数点以下第2位は切り捨て)」と呼ぶ。

『世界保健機関(WHO)』の肥満基準では、BMIの数値の標準は22で、18.5~25の範囲が「普通体重」とされる。愛子さまの身長(164cm)と、体重37kgで計算すると、BMIは13.8となる。これは、「やせ型」に分類される16.1~18.4のさらに下、「やせすぎ」の基準となる16を大きく下回る数値だ。

 また、厚生労働省の調査によると、摂食障害の発症年齢は10代の占める割合が増加傾向にあり、中高生や思春期を襲う社会問題となりつつある。

 摂食障害に詳しいベスリクリニック院長で精神科医の田中伸明氏はこう解説する。

「人によって個人差はありますが、BMIが17以下になると治療が必要とされます。また、15を下回ると重症と判断していいでしょう。体重の減少によってまず起こるのは筋力、体力の低下。全身を疲労感、倦怠感が襲い、不眠の症状も始まります」

 摂食障害の患者は、客観的に見れば病的なやせ方でも、「私は美しくなっている」と快感を覚え、さらにやせようとするという。歯止めのきかない典型的な体重減少のスパイラルに、愛子さまは陥ってしまっているのかもしれない。田中氏が続ける。

「体重の低下が進むと、代謝が悪くなったり、体内の水分不足による低血圧、低体温が起こります。ホルモン異常によって生理が止まったり、低体重状態が長期にわたることで脳が委縮することもあります。思春期の女子の発症は、将来にわたり骨粗しょう症や妊娠・出産への影響も考えられます。

 また、血流も悪くなり、栄養を摂取してもうまく体のすみずみまで行きわたらせることができない。結果的に、例えば鉄欠乏によって爪に黄疸が見られたりします。栄養不足を補おうと筋肉の分解が始まり、心臓への負担も大きくなります」

関連記事

トピックス

寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《木漏れ日のなかベビーカーを押す海外生活》眞子さん、苦渋の決断の背景に“寂しい思いをしている”小室圭さん母・佳代さんの親心
NEWSポストセブン
原付で日本一周に挑戦した勝村悠里さん
《横浜国立大学卒の24歳女子が原付で日本一周に挑戦》「今夜泊めてもらえませんか?」PR交渉で移動…新卒入社→わずか1年で退職して“SNS配信旅”を決意
NEWSポストセブン
米インフルエンサー兼ラッパーのリル・テイ(Xより)
金髪ベビーフェイスの米インフルエンサー(18)が“一糸まとわぬ姿”公開で3時間で約1億5000万円の収益〈9時から5時まで働く女性は敗北者〉〈リルは金持ち、お前は泣き虫〉
NEWSポストセブン
「第42回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」に出席された佳子さま(時事通信フォト)
《ヘビロテする赤ワンピ》佳子さまファッションに「国産メーカーの売り上げに貢献しています」専門家が指摘
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《総スカン》違法薬物疑惑で新浪剛史サントリー元会長が辞任 これまでの言動に容赦ない声「45歳定年制とか、労働者を苦しめる発言ばかり」「生活のあらゆるとこにでしゃばりまくっていた」
NEWSポストセブン
王子から被害を受けたジュフリー氏、若き日のアンドルー王子(時事通信フォト)
《エプスタイン事件の“悪魔の館”内部写真が公開》「官能的な芸術品が壁にびっしり」「一室が歯科医院に改造されていた」10代少女らが被害に遭った異様な被害現場
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、インスタに投稿されたプライベート感の強い海水浴写真に注目集まる “いいね”は52万件以上 日赤での勤務をおろそかにすることなく公務に邁進
女性セブン
岐路に立たされている田久保眞紀・伊東市長(共同通信)
“田久保派”の元静岡県知事選候補者が証言する “あわや学歴詐称エピソード”「私も〈大卒〉と勝手に書かれた。それくらいアバウト」《伊東市長・学歴詐称疑惑》
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
「少女を島に引き入れ売春斡旋した」悪名高い“ロリータ・エクスプレス”にトランプ大統領は乗ったのか《エプスタイン事件の被害者らが「独自の顧客リスト」作成を宣言》
NEWSポストセブン
東京地裁
“史上最悪の少年犯罪”「女子高生コンクリート詰め事件」逮捕されたカズキ(仮名)が語った信じがたい凌辱行為の全容「女性は恐怖のあまり、殴られるままだった」
NEWSポストセブン
「高級老人ホーム」に入居したある70代・富裕層男性の末路とは…(写真/イメージマート)
【1500万円が戻ってこない…】「高級老人ホーム」に入居したある70代・富裕層男性の末路「経歴自慢をする人々に囲まれ、次第に疲弊して…」
NEWSポストセブン
”辞めるのやめた”宣言の裏にはある女性支援者の存在があった(共同通信)
「(市議会解散)あれは彼女のシナリオどおりです」伊東市“田久保市長派”の女性実業家が明かす田久保市長の“思惑”「市長に『いま辞めないで』と言ったのは私」
NEWSポストセブン