この先、韓国で極左の文在寅政権が誕生すると、日本に多くの厄災が降りかかってくる。日本は「慰安婦像を撤去せよ」などと呑気なことを言っていたら痛い目にあう。「最終的かつ不可逆的な」決着を謳った2015年末の慰安婦問題の日韓合意について、文在寅は「両国間に真の合意はなかった」と主張しており、大統領就任後に合意の破棄(無効)宣言をすることは間違いない。実際、この男は「日韓合意は朴槿恵の親友・崔順実が指示したものだから無効」という、法律家出身とは思えない論法を披露している。

 日韓合意破棄宣言の後、韓国は国連人権委員会などで慰安婦問題を蒸し返し、「反日教」の信者にとっての「御本尊」である慰安婦像を米国、豪州など世界各地に設置することを目指すだろう。

 海外だけでなく、過激派と朝鮮総連人脈が渦巻く沖縄に乗り込み、沖縄本土に慰安婦像を設置することも十分あり得る。

 この際、日本が抵抗すれば、韓国世論は一気に燃え盛る。「革命が終わるまでロウソクの火を消すな」「エセ保守を焼き払え」とアジる文在寅に煽られ、ソウルの日本大使館に「破棄を認め再交渉に応じろ」と叫ぶロウソクデモ隊が突入しても、極左政権下の警官隊は暴力行為を黙認する可能性が高い。

【PROFILE】1949年、東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、時事通信社に入社。政治部記者、ソウル特派員などを歴任。退社後、評論活動に入る。近著に『崩韓論』(飛鳥新社)など。

※SAPIO2017年4月号

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