「“もしかわいい子がネタをやる時に、ちょっとダサイことやってたら見てられないでしょ?”と言われて、ハッとしたんです。“ありのままでいいんだ”って気づかせてもらって。オンナを全面に押し出しているブルゾンさんみたいに、自分も相方もオトコの部分を思い切り出して、とことんかっこつけたろう、それで笑ってもらうのもありやなって思ったんです」(コージ)
“上から目線のキャリアウーマン”の正体は意外にも(?)後輩思いの鋭い“審美眼”の持ち主で大真面目な性格だった。ネタはブルゾンが考え、どう動くかは2人もアイディアを出し合う。ブルゾンからLINEで指令が届くこともある。
「外国人アーティストのミュージックビデオを“このやかましさがたまらないのよ!”って送ってきたり、外人さんが立っている写真と“この角度!”って一言とか(笑い)」(コージ)
しかし、先輩とはいえ男2人に女1人。三角関係になったり、ブルゾンがどちらかを特に気に入っちゃう、なんてことはないのだろうか?
「一切ないです。ブルゾンさんは競い合いを『醜い!』って言って嫌がるし、そもそもおれたち、全然オトコとして見られてないんですよね…」
と残念そうなダイキに、コージもうなずく。
「この前も打ち合わせ中、ブルゾンさんが急にポーッとし出したので、あれ? って思ってその視線の先を追ったら、黒人さんが立ってて。ああ、ホンマに日本人に興味ないんやと思いました(笑い)。まぁ、おれらだってブルゾンさんのこと、人間として尊敬してますけど、女としては見てないですけどね。もちろん、ネタの時は本気で素敵な女性だと思って演じてるし、プライベートでも3人でいるときは、荷物を持ったり椅子を引いたり、あの世界観を壊さないためにエスコートしてますよ」
※女性セブン2017年3月30日・4月6日号