国内

籠池一家の闇 小学生を叩いて逮捕、引きこもり、自殺…

ファミリーがそれぞれ注目を集める籠池一家

 地方で幼稚園を経営する“愛国一家”が起こした火花は、瞬く間に国会を炎上させる業火になった──。安倍晋三首相(62才)と妻の昭恵さん(54才)を巻き込んで広がった森友学園問題。その中心にいるのが、同学園の籠池泰典氏(64才)と妻・諄子氏(57才)、長男・佳茂氏(36才)、そして籠池氏から次期理事長を託された長女・町浪(ちなみ)氏(32才)だ。

 森友学園が運営する塚本幼稚園では園児たちに教育勅語を朗誦させたり、『愛国行進曲』を歌わせたりなど、「愛国主義」教育が行われていた。しかし、その一方で籠池ファミリーに暗い影を落とすことになる。

「カメラを向けられるとにこやかな表情を浮かべる諄子さんですが、激高して園児や保護者を怒鳴りつけることがしょっちゅう。7年ほど前には道を歩いていた小学3年生を叩いた容疑で逮捕され、罰金刑を受けました。籠池さん以上に過激で直情的な面があり、『韓国人と中国人は嫌いです』『乳母車に乗ると脳の細胞を壊す』などといった手紙を保護者に送ったこともあります」(幼稚園関係者)

 諄子氏のエキセントリックぶりは自宅近隣でもよく知られる。

「大阪市内の有名レストランを出入り禁止になっているそうです。なんでも、お任せコースのみなのに出された料理に“こんなもん食べたくない!”って大声でケチをつけ、少しでも提供が遅れるとテーブルをバンバン叩いて怒鳴り散らすらしいんです。籠池さんが“もういいやろ”となだめても止まらなくって、たまりかねた店側が出入り禁止にしたそうです」(学園関係者)

 籠池夫妻は5人の子供に恵まれた。だが、理想教育の“灯台下”の暗闇に、子供たちはすっぽりとはまっていく。

 第一子である長男の佳茂氏は大学卒業後、国会議員の秘書や労働組合の職員などを経て、現在は電気工事関係の会社を経営する。会見にも同席し、自身の子供たちを塚本幼稚園に通わせる一方、騒動が持ち上がるまで両親とは没交渉だったという。一家を知る人物が明かす。

「どうも諄子さんと佳茂さんの奥さんの間に嫁姑問題があったみたいです」

 第三子に当たる次男(29才)も実家とは疎遠だ。

「次男は母方の実家である森友家を継ぐため、幼い頃祖父の寛さんの養子になっています。幼い頃から『なんでぼくだけ名字が違うんや』と疑問に思うこともあったみたいで、きょうだいのなかでも孤独を感じて育ちました。中学卒業後、相撲の阿武松部屋に入門しましたが、脱走をくり返し1年も経たずに破門。にもかかわらず、夫妻が部屋に乗り込み、“次男が逃げてばかりなのは親方やおかみさんがちゃんと面倒を見ないのが悪い!”とまくしたてたそうです。また、次男は幼稚園の運営とは無関係なのに、今回の騒動があってから、『塚本幼稚園顧問』という名刺を作ってマスコミや政界関係者と接触するといった振る舞いをしています」(一家を知る人物)

 第四子の三男も幼少期からアマチュア相撲道場に通った。だが、道場の関係者は教育者の家庭とは思えない光景を記憶している。

関連記事

トピックス

9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
悠仁さまが学園祭にご参加、裏方として“不思議な飲み物”を販売 女性グループからの撮影リクエストにピースサイン、宮内庁関係者は“会いに行ける皇族化”を懸念 
女性セブン
V9伝説を振り返った長嶋茂雄さんのロングインタビューを再録
【長嶋茂雄さんロングインタビュー特別再録】永久不滅のV9伝説「あの頃は試合をしていても負ける気がしなかった。やっていた本人が言うんだから間違いないよ」
週刊ポスト
山尾志桜里氏(=左。時事通信フォト)と望月衣塑子記者
山尾志桜里氏“公認取り消し問題”に望月衣塑子記者が国民民主党・玉木代表を猛批判「自分で出馬を誘っておいて、国民受けが良くないと即切り捨てる」
週刊ポスト
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
オンラインカジノを利用していたことが判明した山本賢太アナウンサー(ホームページより)
フジテレビ・山本賢太アナのオンラインカジノ問題で懸念される“局内汚染”「中居氏の問題もあるなかで弱り目に祟り目のダメージになる」
週刊ポスト
「〈ゆりかご〉出身の全員が、幸せを感じて生きられるのが理想です。」
「自分は捨てられたと思うのは簡単。でも…」赤ちゃんポスト第1号・宮津航一さん(21)が「ゆりかごは《子どもの捨て場所》じゃない」と思う“理由”
NEWSポストセブン
都内の人気カフェで目撃された田中将大&里田まい夫妻(時事通信フォト/HPより))
《ファーム暮らしの夫と妻・里田まい》巨人・田中将大が人気カフェデートで見せた束の間の微笑…日米通算200勝を目前に「1軍から声が掛からない事情」
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
2013年大阪桐蔭の春夏甲子園出場に主力として貢献した福森大翔(本人提供)
【10万人に6例未満のがんと闘う甲子園のスター】絶望を支える妻の献身「私が治すから大丈夫」オリックス・森友哉、元阪神・西岡や岩田も応援
NEWSポストセブン
ブラジル公式訪問中の佳子さま(時事通信フォト)
《佳子さまの寝顔がSNSで拡散》「本当に美しくて、まるで人形みたい」の声も 識者が解説する佳子さま“現地フィーバー”のワケ
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
NEWSポストセブン