兼業主婦は朝と夜の6時~9時が「戦争」だと言われている。本誌・女性セブンが全国の女性220人にアンケートを取ったところ、そんな結果が出た。そこで、6時~9時の乗り越え方を具体的に聞いてみると、頑張っている人ほど悩み、上手に手を抜いている人ほどうまく回せていることがわかった。では、実際どうやっているのだろうか。
大学の講義などで帰宅が遅くなりがちという國學院大學経済学部教授の水無田気流さん。授業期間の平日、9才の息子の育児は毎日が綱渡りだそう。
「帰宅が夜8時を過ぎる時は、野菜をゆでて、買ってすぐ下味をつけておいた唐揚げ用の鶏肉を揚げたりして20分で調理。子供と布団に倒れ込むのは22時近く。本当はご飯も丁寧に品数多く作って、早くお迎えに行き、早くに寝かせるのがいいのはわかっています。でも、無理なものは仕方がない。だから、“こうした方がいい”と考えるのをやめ、あきらめることに。それが最大の時短になりましたね」
水無田さんの「家事育児乗り切りテク」を紹介しよう。
●my時短テク
髪のセットがすぐ済むようにマメに美容院に行く。移動中に走れるようスニーカーを愛用。
●これは死守!
息子とは食事の間など、1日最低「5分間」はその日にあったことを丁寧に話し合う。量より質!
●時短グッズ&サービス
特に使っていない。手があかぎれになっているので食洗機が欲しいが、台所事情で断念。
続いて、5才の長女と1才の長男、夫との4人暮らしの産婦人科医の宋美玄さん。家事代行サービスや実母に頼ることもあるという。
今時の家事や育児は、女が全て背負うものではない。仕事をしているなら役割分担は男女平等にすべきだし、自分でしなくても済むことは、なるべく自分でしないようにしているというのは、医師の宋美玄さん。
「私のなかで優先順位が低いのは、掃除、洗濯、食器洗い。これらは、私以外の人がやっても問題ありません。ですから、家事代行サービスを活用しています。使った食器は、家事代行サービスの人が来る2日前からためておきます(笑い)。