クイズ番組の歴史を振り返ると、古くは『ジェスチャー』(NHK)、『連想ゲーム』(NHK)などがありましたが、象徴的だったのは1980年代の視聴者参加番組ブーム。『人生ゲームハイ&ロー』(TBS系)、『アップダウンクイズ』(TBS系)、『クイズタイムショック』(テレビ朝日系)、『史上最大!アメリカ横断ウルトラクイズ』(日本テレビ系)などが一世を風靡し、「クイズ番組に出場するのが夢」という人も少なくありませんでした。

 一方、タレントがクイズに挑む番組では、『クイズダービー』(TBS系)、『世界まるごとHOWマッチ!!』(TBS系)、『象印クイズ ヒントでピント』(テレビ朝日系)などがあったものの、まだ少数派。しかし、1990年代に入ると、『クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』(日本テレビ系)、『マジカル頭脳パワー』(日本テレビ系)、『クイズ!年の差なんて』(フジテレビ系)、『平成教育委員会』(フジテレビ系)などが次々に高視聴率を記録し、クイズ番組の人気はピークに達しました。

 その後、一獲千金を狙う『クイズ$ミリオネア』(フジテレビ系)、なぞなぞの『サルヂエ』(日本テレビ系)、ひらめき系の『脳内エステ IQサプリ』(フジテレビ系)、おバカタレントブームの『クイズ!ヘキサゴン』(フジテレビ系)などが話題を集めたものの、クイズ番組ブームにはなりませんでした。

◆求められるネットとの融合

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