芸能

今春だけで新番組が4本も クイズ番組乱発に見るTV局の苦悩

『最上級のひらめき人間を目指せ!クイズ!金の正解!銀の正解!』は今春スタート(公式HPより)

 この春、多くの新番組が始まるが、そのなかで際立って増えたジャンルのひとつがクイズ番組だ。テレビ局にとって古くからあるコンテンツのひとつだが、今増加する背景には局側の事情も見え隠れする。コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。

 * * *
 春のテレビ番組改編で、『最上級のひらめき人間を目指せ!クイズ!金の正解!銀の正解!』(フジテレビ系、4月22日~)、『潜在能力テスト』(フジテレビ系、4月25日~)、『東大王』(TBS系、4月30日~)の3番組がスタート。さらに、深夜帯で放送されていた『中居正広のミになる図書館』(テレビ朝日系、4月24日~)がゴールデンタイムに昇格し、クイズ企画の「ジェネレーション・チャンプ」をメインに据えることが明らかになりました。つまり、クイズ系の新番組が4本も増えることになります。

 すでに放送されている『クイズプレゼンバラエティーQさま!!』(テレビ朝日系)、『くりぃむクイズ ミラクル9』(テレビ朝日系)、『ネプリーグ』(フジテレビ系)、『今夜はナゾトレ』(フジテレビ系)、『世界・ふしぎ!発見』(TBS系)、『珍種目No.1は誰だ!? ピラミッド・ダービー』(TBS系)、『究極の〇×クイズSHOW!!超問!真実か?ウソか?』(日本テレビ系)を合わせると11本になり、「クイズ番組だらけ」の状況に。

「あれ?クイズ番組ってそんなに人気あるの?」と感じた人は多いのではないでしょうか。実際、視聴率ランキングなどを見ると、前述した番組がランクインされることはありません。テレビ局にとって視聴率は最も重要なはずなのに……その背景にはテレビ業界の苦悩があるのです。

◆クイズ番組の最適な放送時間は?

関連記事

トピックス

デコピンを抱えて試合を観戦する真美子さん(時事通信フォト)
《真美子さんが“晴れ舞台”に選んだハイブラワンピ》大谷翔平、MVP受賞を見届けた“TPOわきまえファッション”【デコピンコーデが話題】
NEWSポストセブン
【白鵬氏が九州場所に姿を見せるのか】元弟子の草野が「義ノ富士」に改名し、「鵬」よりも「富士」を選んだことに危機感を抱いた可能性 「協会幹部は朝青龍の前例もあるだけにピリピリムード」と関係者
【白鵬氏が九州場所に姿を見せるのか】元弟子の草野が「義ノ富士」に改名し、「鵬」よりも「富士」を選んだことに危機感を抱いた可能性 「協会幹部は朝青龍の前例もあるだけにピリピリムード」と関係者
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組・司忍組長2月引退》“竹内七代目”誕生の分岐点は「司組長の誕生日」か 抗争終結宣言後も飛び交う「情報戦」 
NEWSポストセブン
部下と“ホテル密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(時事通信フォト/目撃者提供)
《前橋・小川市長が出直し選挙での「出馬」を明言》「ベッドは使ってはいないですけど…」「これは許していただきたい」市長が市民対話会で釈明、市議らは辞職を勧告も 
NEWSポストセブン
活動を再開する河下楽
《独占告白》元関西ジュニア・河下楽、アルバイト掛け持ち生活のなか活動再開へ…退所きっかけとなった騒動については「本当に申し訳ないです」
NEWSポストセブン
ハワイ別荘の裁判が長期化している
《MVP受賞のウラで》大谷翔平、ハワイ別荘泥沼訴訟は長期化か…“真美子さんの誕生日直前に審問”が決定、大谷側は「カウンター訴訟」可能性を明記
NEWSポストセブン
11月1日、学習院大学の学園祭に足を運ばれた愛子さま(時事通信フォト)
《ひっきりなしにイケメンたちが》愛子さま、スマホとパンフを手にテンション爆アゲ…母校の学祭で“メンズアイドル”のパフォーマンスをご観覧
NEWSポストセブン
維新に新たな公金還流疑惑(左から吉村洋文・代表、藤田文武・共同代表/時事通信フォト)
【スクープ!新たな公金還流疑惑】藤田文武・共同代表ほか「維新の会」議員が党広報局長の“身内のデザイン会社”に約948万円を支出、うち約310万円が公金 党本部は「還流にはあたらない」
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《ほっそりスタイルに》“ラブホ通い詰め”報道の前橋・小川晶市長のSNSに“異変”…支援団体幹部は「俺はこれから逆襲すべきだと思ってる」
NEWSポストセブン
東京・国立駅
《積水10億円解体マンションがついに更地に》現場責任者が“涙ながらの謝罪行脚” 解体の裏側と住民たちの本音「いつできるんだろうね」と楽しみにしていたくらい
NEWSポストセブン
今季のナ・リーグ最優秀選手(MVP)に満票で選出され史上初の快挙を成し遂げた大谷翔平、妻の真美子さん(時事通信フォト)
《なぜ真美子さんにキスしないのか》大谷翔平、MVP受賞の瞬間に見せた動きに海外ファンが違和感を持つ理由【海外メディアが指摘】
NEWSポストセブン
柄本時生と前妻・入来茉里(左/公式YouTubeチャンネルより、右/Instagramより)
《さとうほなみと再婚》前妻・入来茉里は離婚後に卵子凍結を公表…柄本時生の活躍の裏で抱えていた“複雑な感情” 久々のグラビア挑戦の背景
NEWSポストセブン