アイドル黄金期だった1980年代。その中心にいた松本伊代(51)、早見優(50)、森口博子(48)の3人が往年のヒット曲を歌うコンサート「わが青春のアイドルヒットステージ 80S」(笠懸野文化ホール=群馬)が1月に開催された。
緞帳が上がり、コンサート開始を待つファンの目に飛び込んだのは、今も変わらぬ輝きを放つ3人の姿だ。まず『なんてったってアイドル』が披露されると、会場のボルテージは一気に上昇。早見が会場を盛り上げる。
「私たちも青春に戻った感じ。もちろん皆さんも、青春に戻って楽しんでいただければと思います。私たちのステージは見終わった後、5歳若返って帰るという、アンチエイジングステージ。静かに帰るなんて許されませんからね(笑い)。途中で手を上げたり、大声を出したりありますので、皆さん恥ずかしがらずついてきてください!!」
歌われたのは『飾りじゃないのよ涙は』、『学園天国』、『夏色のナンシー』、『センチメンタル・ジャーニー』、『スピード』など全21曲。懐かしい曲目とMCで語られる当時の思い出により、会場は一体感で包まれた。
3人が揃うコンサートは今回が初めてではない。
「きっかけは2年程前、ある企業のパーティに3人で呼んでもらったことでした。その時に持ち歌だけでなく、同時代を駆けてきた仲間として当時の音楽もカバーできると楽しいねと話したんです。それから何度も一緒にコンサートをするようになり、今回で6、7回目です」(早見)