国際情報

高須院長、北朝鮮情勢を読む「米朝開戦は五分五分」

高須院長が朝鮮半島情勢を語る

 高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は緊迫する北朝鮮情勢についてお話をうかがいました。

 * * *
──北朝鮮情勢の緊張が高まっています。

高須:ロシア軍も北朝鮮との国境に部隊を移動させているようだね。これはもう一触即発ということなんだと思う。プーチン大統領もアメリカの動きを傍観するわけにもいかないだろうから、牽制をしているんだろうね。

 ただ、北朝鮮をどうこうしたいということよりも、極東でアメリカが攻撃を始めること自体が、ロシアにとって不都合だということなんだろうね。ここでもしも北朝鮮がアメリカに屈して、さらには中国もアメリカにやられちゃうと、アメリカ一強になってしまう。ロシアとしては、その状況はできれば避けたい。アメリカが軍事力を発揮して、今のバランスが崩れるのは困るからね。アメリカにヘタなことをさせないためにも、北朝鮮に肩入れする動きを見せて、トランプの動きを封じたいんだろうな。

──日本としてみたら、ロシアの肩入れが北朝鮮の暴走を駆り立てているようにも感じます。

高須:それは本当に困った話だよ。ロシアとしてもそう簡単に戦争なんてことにはなってほしくないはずで、そのためにはプーチンが金正恩をうまくコントロールしなくちゃいけない。金正恩もバカじゃないから、戦争はしないほうがいいってわかっているだろうけど、プーチンのサポートがあると思って、暴走しちゃうかもしれない。プーチンが冷静に状況を見つめて判断していかないと、おかしなことにもなりかねないね。

── 一方では、米軍による金正恩斬首作戦なんてものもささやかれています。

高須:ビン・ラディンもそれで抑えたわけだし、ない話ではないと思う。金正恩という指導者を失った北朝鮮がどうなっていくのかという不安はあるけど、日本としては今の北朝鮮そのものが不安の種なんだから、我々はこの脅威を取り払われることを願うしかない。もちろん、金正恩が中国に亡命でもして、北朝鮮が民主化されればいいのかもしれないよ。でも、現状でその可能性はかなり低い。結局日本としては、自分たちが攻撃されないためには、金正恩が改心するのを期待するのではなく、トランプを支持するしかない。それが日本人として当然の選択なんだよ。

 だからね、たまにネットなんかで金正恩の斬首作戦に強く反対する人もいるけど、僕にはその考えは信じられないね。日本の平和よりも金正恩の命のほうが大切だというのは、絶対に賛同できない。そういう声を上げる人は、北朝鮮の工作員なんじゃないかって思うよ。

──高須院長としては、実際に戦争に発展する可能性はどれくらいだと思いますか?

関連記事

トピックス

遺体には電気ショックによる骨折、擦り傷などもみられた(Instagramより現在は削除済み)
《ロシア勾留中に死亡》「脳や眼球が摘出されていた」「電気ショックの火傷も…」行方不明のウクライナ女性記者(27)、返還された遺体に“激しい拷問の痕”
NEWSポストセブン
当時のスイカ頭とテンテン(c)「幽幻道士&来来!キョンシーズ コンプリートBDーBOX」発売:アット エンタテインメント
《“テンテン”のイメージが強すぎて…》キョンシー映画『幽幻道士』で一世風靡した天才子役の苦悩、女優復帰に立ちはだかった“かつての自分”と決別した理由「テンテン改名に未練はありません」
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
《ヤクザの“ドン”の葬儀》六代目山口組・司忍組長や「分裂抗争キーマン」ら大物ヤクザが稲川会・清田総裁の弔問に…「暴対法下の組葬のリアル」
NEWSポストセブン
1970~1990年代にかけてワイドショーで活躍した東海林さんは、御年90歳
《主人じゃなかったら“リポーターの東海林のり子”はいなかった》7年前に看取った夫「定年後に患ったアルコール依存症の闘病生活」子どものお弁当作りや家事を支えてくれて
NEWSポストセブン
テンテン(c)「幽幻道士&来来!キョンシーズ コンプリートBDーBOX」発売:アット エンタテインメント
《キョンシーブーム『幽幻道士』美少女子役テンテンの現在》7歳で挑んだ「チビクロとのキスシーン」の本音、キョンシーの“棺”が寝床だった過酷撮影
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKIが結婚することがわかった
女優・趣里の結婚相手は“結婚詐欺疑惑”BE:FIRST三山凌輝、父の水谷豊が娘に求める「恋愛のかたち」
NEWSポストセブン
タレントで医師の西川史子。SNSは1年3ヶ月間更新されていない(写真は2009年)
《脳出血で活動休止中・西川史子の現在》昨年末に「1億円マンション売却」、勤務先クリニックは休職、SNS投稿はストップ…復帰を目指して万全の体制でリハビリ
NEWSポストセブン
中川翔子インスタグラム@shoko55mmtsより。4月に行われた「フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート2025」には10周年を皆勤賞で参加し、ラプンツェルの『自由への扉』など歌った。
【速報・中川翔子が独立&妊娠発表】 “レベル40”のバースデーライブ直前で発表となった理由
NEWSポストセブン
奈良公園で盗撮したのではないかと問題視されている写真(左)と、盗撮トラブルで“写真撮影禁止”を決断したある有名神社(左・SNSより、右・公式SNSより)
《観光地で相次ぐ“盗撮”問題》奈良・シカの次は大阪・今宮戎神社 “福娘盗撮トラブル”に苦渋の「敷地内で人物の撮影一切禁止」を決断 神社側は「ご奉仕行為の妨げとなる」
NEWSポストセブン
“凡ちゃん”こと大木凡人(ぼんど)さんにインタビュー
「仕事から帰ると家が空っぽに…」大木凡人さんが明かした13歳年下妻との“熟年離婚、部屋に残されていた1通の“手紙”
NEWSポストセブン
太田基裕に恋人が発覚(左:SNSより)
人気2.5次元俳優・太田基裕(38)が元国民的アイドルと“真剣同棲愛”「2人は絶妙な距離を空けて歩いていました」《プロアイドルならではの隠密デート》
NEWSポストセブン
『ザ・ノンフィクション』に出演し話題となった古着店オーナー・あいりさん
《“美女すぎる”でバズった下北沢の女子大生社長(20)》「お金、好きです」上京1年目で両親から借金して起業『ザ・ノンフィクション』に出演して「印象悪いよ」と言われたワケ
NEWSポストセブン