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医療費節約で重要なのは、看護師の数と大病院への紹介状

医療費節約ワザ 病院は看護婦の数で選べ

 いくら健康保険に入っているからといっても、決して安いものではないのが医療費だ。細かいテクニックを駆使して節約ができるのであれば、実践しないに越したことはない。

◆病院は看護師の数で選べ

 意外と知られていないのが、入院患者数に対する看護師の数で、病院ごとの入院時の医療費に差が生じていることだ。これは「施設基準」と呼ばれるもので、一般病棟への入院1日当たりの基本料金は、入院患者7人に対し1人の看護師がつく病院だと4773円(3割負担の場合)。患者15人に対して1人の看護師がつく病院だと2880円。実に1893円の差が出る。『読むだけで200万円節約できる!医療費と医療保険&介護保険のトクするワザ技30』(ダイヤモンド社)の著者で医療問題に詳しいジャーナリストの早川幸子さんが説明する。

「施設基準は病院のホームページや受付などに掲示されています。重病で手厚いケアが求められるケースはその限りではありませんが、軽症で緊急性のない病気の場合、施設基準を調べて病院を選ぶことも、医療費の節約につながります」

◆大病院には必ず医師の紹介状を持参せよ

 大学病院や国立病院など、入院用のベッド数が500床以上ある大病院を医師の紹介状なしに初めて受診すると、「選定療養費」という特別料金を取られる。

 初診時は5000円以上、再診時に2500円以上となっており、具体的な金額は各病院の裁量で決まる。

「この特別料金は健康保険が適用されないので、全額自己負担になります。普段からかかりつけの診療所や中小病院を見つけておき、大病院に行く時は必ず紹介状を書いてもらってからにしましょう」(早川さん)

※女性セブン2017年5月11・18日号

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