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東京五輪バレー「東洋の魔女」 先輩の背中流した思い出

1964年の東京五輪バレーボール金メダリスト・千葉勝美さんが当時を回想(イラスト/アフロ)

 かつて日本の経済成長は右肩上がりで、未来は希望に満ちていると信じられた。そんな1960年代の想い出を、1964年の東京五輪バレーボール金メダリスト・千葉勝美さん(73才/旧姓:松村)が語った。

 * * *
 東京五輪の女子バレーボールの人気は、ものすごかったですね。

 決勝のソビエト戦は、優勝の瞬間を見逃すまいとテレビの前に人が集まるから、道路に歩行者も車もなかったといわれていました。テレビが一家に1台の時代ではなかったので、テレビのあるお店に人が大勢集まったそうです(日本のスポーツ中継史上最高視聴率の66.8%を記録。ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 私たち選手は、金メダルを取る自信に満ちていて、プレッシャーはありませんでした。それだけ厳しい練習をこなしていましたし、一心同体の強固なチームワークがありました。

 遠征では、旅館に泊まりました。まだホテルより旅館が多かった時代だったんです。お風呂もみんなで入りました。そこで先輩の背中を流したりするわけです。旅館のお風呂が狭いときは、銭湯に行ってました。

 今は、ホテルの個室で済ますんじゃないでしょうか。選手が毎回みんなでお風呂に行くなんてないでしょうね。銭湯だって、今は少なくなってしまいましたね。裸のつきあいといいますけど、やっぱり大事ですよ。

※女性セブン2017年5月11日・18日号

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