東京・文京区にあるお茶の水女子大学のすぐ隣に、「お茶の水女子大附属男子高校」を設立する案も取りざたされたが、いつの間にか立ち消えになった。そんな中で浮上したウルトラCが、今回の「提携校進学」だった。新制度のポイントは、「受験が必要ないこと」だと文科省関係者が指摘する。
「制度の詳細は固まっていませんが、双方の学校から若干名を募集して、生徒を交換する形が想定されています。その際、『入学志願者票』と『志願理由書』の2つの書類だけで審査されることになっています。いわゆる学力テストは不要で、選考は書類審査だけになると見られています」
全国には偏差値75の超難関校めざして昼夜猛勉強をしている小学生もいる。その子や親が新制度を知れば、「受験なしで憧れの筑波中に入れるなんて…」とショックに違いない。新制度の情報と共に、教育関係者の間ではこんな噂が駆け巡っている。
「まずは“お試し期間”として悠仁さまの1学年上である2018年入学から創設して、悠仁さまが筑波中に進学したのち、1年くらいで制度が廃止になるのではと囁かれています」(別のお茶の水関係者)
「募集される“若干名”というのは、悠仁さまとその周囲のわずかなご学友なのではと囁かれています。学校生活をスムーズにするため、仲のよいご学友と一緒に筑波中に入学ということになるのではといわれているんです」(前出・保護者の1人)
お茶の水女子大学事務総括課に尋ねると、「『提携校進学』は今の6年生から導入されます。昨年9月、お茶の水女子大と筑波大が大学間の連携協定を結んだので、附属校同士も連携しようというのが目的です。悠仁さまも来年、対象になるかもしれませんが、特定の生徒のための制度ではありません」と説明する。
悠仁さまの「帝王教育」はどこへ向かうのだろうか。
撮影/雑誌協会代表取材
※女性セブン2017年6月1日号