『B』の前で堂々とくつろぐ姿はまさに「自分ファースト」
◆チップはバケツで振る舞う
もっとも、「都民ファーストの会」の代表といっても、世間的には無名に近い。まずは野田氏の経歴から説明しよう。
早稲田大学卒業後、小池知事が保守党の代議士だった時代に秘書を務めていた野田氏は、都議(自民党)を経て、2013年から猪木議員の公設秘書となった。昨年の都知事選では小池氏をサポート。選挙対策本部責任者となって選挙を戦い、現在は特別秘書であると同時に、小池氏の“名代”として都民ファーストの会代表に就いている。
「野田氏は『希望の塾』の事務局長も務めているが、この塾は彼が小池知事に進言して立ち上げた。『オレが都議選候補者の公認権を持っている』と豪語しています」(都政担当記者)
さすが人気絶頂の小池新党代表は遊び方も“ファースト”だった。客単価1万円はくだらない高級和食店から出てきたのが午後10時。赤ら顔の野田氏が連れの男性とタクシーに乗り込み、次に向かったのが六本木のクラブ『M』だった。
この店は“座っただけで5万円、ボトルを入れたら最低でも10万円”と言われる超高級クラブだ。しかしまだまだ遊び足りない様子の野田氏。『M』を約1時間で後にすると連れの男性と、同じく六本木にある『B』という店に向かっていった。