ライフ

正しい犬の散歩法 褒める時は立ち止まらず歩きながら

正しい散歩の方法を解説(Ph:Thinkstock/Getty Images)

 犬を飼う際に、絶対に欠かせないのが「散歩」だ。より良いペットライフを楽しむには、正しい散歩法をしっかりとしつけることが重要だ。秋田県の女性からこんなお悩みが届いた。

「わが家の愛犬はマイペース。特に問題は散歩。グイグイ引っ張っていくと思ったら、突然座り込んで歩かなくなったり…。私が怒っても引っ張っても言うことを聞いてくれません。正しい散歩の方法を教えてください」(秋田県・まめっこ・35才・事務)

 しつけ教室・犬の保育園SKYWAN! DOG SCHOOL代表で家庭犬しつけインストラクター歴17年の井原亮さんが正しい散歩法を教えてくれた。

 * * *
 犬にとって散歩は、飼い主と出かけられる、楽しい時間です。その時間を、よりよくするには、いくつかのポイントがあります。

◆愛犬の成長に合わせ首輪&ハーネスの買い替えを

 まず大切なのは道具。散歩には、首輪(カラー)または胴輪(ハーネス)とリードが必要です。これらは愛犬を守る命綱。最近では100円ショップでも気軽に手に入れられますが、簡易的なものは避けましょう。特にカラーやハーネスは、愛犬の体に合ったものを選び、成長に合わせて買い替えてください。

 また、リードは伸縮式でないタイプを。手元のスイッチで長さが調整できる伸縮式リードは、広い公園など、周りに危険がない場所で犬を運動させるためのもの。犬が自由に行きたいところに行けるため、散歩には不向きです。

 そのほか、おしっこにかけるための水やウンチ処理の袋なども散歩時の必需品です。自治体によっては“公園や道は犬の排泄場所ではない”と、家で排泄をさせてから散歩に出るようにと提唱しているところもあるほどです。飼い主は常に、“犬が嫌いな人もいる”ということを念頭において行動しましょう。

◆散歩中は止まらず歩きながら褒める

 散歩中は、犬に飼い主を気にしながら歩くように教え、目が合ったらほめてあげましょう。ただし、ほめる時も立ち止まらず、歩きながらほめることがポイント。でないと、“止まるとほめてもらえる”と勘違いしてしまい、頻繁に立ち止まるようになるからです。

 その他、散歩中に動かなくなる理由としては、体調不良や他の犬のにおいが気になるから、飼い主に抱っこしてもらいたいから、などさまざま。毎回動かなくなるなら、散歩コースを変更してみましょう。

 1回の散歩の距離や時間の目安に決まりはありません。回数は1日2回が理想とされていますが、時間に関しては、犬種や大きさ、年齢などによって異なります。私がおすすめする散歩時間の目安は、家に帰った後、疲れてひと休みするくらい。愛犬の様子を見ながら、その子に合った時間を見つけてあげてください。雨の日は、無理に散歩する必要はありません。

※女性セブン2017年6月15日号

関連キーワード

トピックス

山本由伸選手とモデルのNiki(共同通信/Instagramより)
《噂のパートナーNiki》この1年で変化していた山本由伸との“関係性”「今年は球場で彼女の姿を見なかった」プライバシー警戒を強めるきっかけになった出来事
NEWSポストセブン
送検のため奈良西署を出る山上徹也容疑者(写真/時事通信フォト)
「とにかく献金しなければと…」「ここに安倍首相が来ているかも」山上徹也被告の母親の証言に見られた“統一教会の色濃い影響”、本人は「時折、眉間にシワを寄せて…」【安倍元首相銃撃事件・公判】
NEWSポストセブン
マレーシアのマルチタレント「Namewee(ネームウィー)」(時事通信フォト)
人気ラッパー・ネームウィーが“ナースの女神”殺人事件関与疑惑で当局が拘束、過去には日本人セクシー女優との過激MVも制作《エクスタシー所持で逮捕も》
NEWSポストセブン
【白鵬氏が九州場所に姿を見せるのか】元弟子の草野が「義ノ富士」に改名し、「鵬」よりも「富士」を選んだことに危機感を抱いた可能性 「協会幹部は朝青龍の前例もあるだけにピリピリムード」と関係者
【白鵬氏が九州場所に姿を見せるのか】元弟子の草野が「義ノ富士」に改名し、「鵬」よりも「富士」を選んだことに危機感を抱いた可能性 「協会幹部は朝青龍の前例もあるだけにピリピリムード」と関係者
NEWSポストセブン
デコピンを抱えて試合を観戦する真美子さん(時事通信フォト)
《真美子さんが“晴れ舞台”に選んだハイブラワンピ》大谷翔平、MVP受賞を見届けた“TPOわきまえファッション”【デコピンコーデが話題】
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組・司忍組長2月引退》“竹内七代目”誕生の分岐点は「司組長の誕生日」か 抗争終結宣言後も飛び交う「情報戦」 
NEWSポストセブン
部下と“ホテル密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(時事通信フォト/目撃者提供)
《前橋・小川市長が出直し選挙での「出馬」を明言》「ベッドは使ってはいないですけど…」「これは許していただきたい」市長が市民対話会で釈明、市議らは辞職を勧告も 
NEWSポストセブン
活動を再開する河下楽
《独占告白》元関西ジュニア・河下楽、アルバイト掛け持ち生活のなか活動再開へ…退所きっかけとなった騒動については「本当に申し訳ないです」
NEWSポストセブン
ハワイ別荘の裁判が長期化している
《MVP受賞のウラで》大谷翔平、ハワイ別荘泥沼訴訟は長期化か…“真美子さんの誕生日直前に審問”が決定、大谷側は「カウンター訴訟」可能性を明記
NEWSポストセブン
11月1日、学習院大学の学園祭に足を運ばれた愛子さま(時事通信フォト)
《ひっきりなしにイケメンたちが》愛子さま、スマホとパンフを手にテンション爆アゲ…母校の学祭で“メンズアイドル”のパフォーマンスをご観覧
NEWSポストセブン
今季のナ・リーグ最優秀選手(MVP)に満票で選出され史上初の快挙を成し遂げた大谷翔平、妻の真美子さん(時事通信フォト)
《なぜ真美子さんにキスしないのか》大谷翔平、MVP受賞の瞬間に見せた動きに海外ファンが違和感を持つ理由【海外メディアが指摘】
NEWSポストセブン
柄本時生と前妻・入来茉里(左/公式YouTubeチャンネルより、右/Instagramより)
《さとうほなみと再婚》前妻・入来茉里は離婚後に卵子凍結を公表…柄本時生の活躍の裏で抱えていた“複雑な感情” 久々のグラビア挑戦の背景
NEWSポストセブン