芸能

杉本彩 「私はハイレグを着るために生まれてきた」

杉本彩が「ハイレグ」について語る(公式HPより)

 日本中がバブル景気に踊り狂った1990年前後、女性たちの間で大流行したのが「ハイレグ」水着だ。鋭い切れ込みで足の付け根あたりまでを大胆に露出した「ハイレグ」は男性たちを魅了したが、中でもハイレグを美しく着こなしたのが杉本彩。時代を彩った美神が当時を振り返る。

 * * *
 19歳のとき、1987年から1年間東レのキャンペーンガールを務めましたが、そのオーディションで着たのが初めてのハイレグだったと思います。私にとってはハイレグも自分の魅力を生かせる一つの衣装という感覚で、15歳からモデルをしていたこともあり、人前で着るのに恥ずかしさはなかったですね。

 私がグラビアをしていた1987年~1993年はハイレグ全盛期で、着る水着のほとんどがハイレグでした。人によっては、見えてしまうかもという不安や、色々なケアをしなければいけないというのはあったと思います。でも私はハイレグを着るために生まれてきたのではというくらい何も気にする必要がなく、一切ケアしていませんでしたので、苦労話を他人事のように聞いていたのを覚えています(笑い)。

 見られる快感は絶対女性の中に備わっている。当時はいかに脚を長く見せるか、スタイルを良く見せるかを皆がセルフプロデュースしていた時代。水着に限らず、身体のラインを強調するボディコンシャスな服が流行っていたので、水着もハイレグを選ぶのは自然だったと思います。女性であることを大いに楽しんでいた、良い時代でしたね。

 化粧やファッションはその時代の女性の生き方や思想を反映する鏡だと思います。当時の女性はメチャクチャ強かったですから、ハイレグは女性が強かった時代の象徴だったと思います。

※週刊ポスト2017年6月9日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”とは(左/YouTubeより、右/時事通信フォト)
《芸舞妓を自宅前までつきまとって動画を回して…》京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”「防犯ブザーを携帯する人も」複数の被害報告
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
『帰れマンデー presents 全国大衆食堂グランプリ 豪華2時間SP』が月曜ではなく日曜に放送される(番組公式HPより)
番組表に異変?『帰れマンデー』『どうなの会』『バス旅』…曜日をまたいで“越境放送”が相次ぐ背景 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平バースデー》真美子さんの“第一子につきっきり”生活を勇気づけている「強力な味方」、夫妻が迎える「家族の特別な儀式」
NEWSポストセブン
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン