中国では2012年に習近平指導部が発足後、汚職や女性関係など党の規律に違反している党員を厳しく取り締まっており、かつてのスーパースターで、女子チーム監督という重責にある孔氏とても、例外ではないことを見せつけた形だ。
これについて、中国の人気メディアである「新京報」は「スポーツマンシップと法治精神は共通しており、疑わしくは潔く、速やかに真偽をたださなければならない。早急な事態の究明が望まれる」と報じた。
しかし、その一方で、世界選手権開会中というタイミングでの孔氏の疑惑の発覚で、「チームのメンバーに動揺が広がるのは避けがたく、何者かが、世界ナンバー1の実力を持つ中国チームの成績を落とすことを狙った奇怪な陰謀論ではないか、との声も多く出ている」とも報じている。