ゴレンジャーとの会合も、この店で行なわれていた。まず3月14日、野田氏はすでに都民ファーストに入会していた伊藤元都議と増子元都議、それに民進党を離党したばかりの中山都議の4人で銀座で会食した後、午前0時近くに揃って『B』に入店。出てきたのは翌午前2時だった。中山氏はその後都民ファーストに入会している。
その3日後(3月17日)にも、野田氏はまだ民進党都議団幹部だった小山都議、尾崎都議と午後10時前に『B』の前で合流して入店、3人は翌午前1時半までたっぷり3時間半楽しんだ。その後、やはり2人は民進党を離党して都民ファーストに合流している。
多数派工作のために他党から議員を引き抜いたり、勢いのある政党に鞍替えするのは政界でよくあることだ。しかし、そうした話し合いがショーパブで行なわれれば、「あの連中は“お色気接待”で籠絡された」(民進党都連関係者)とみられても仕方がない。はたして野田氏とゴレンジャーは『B』でどんな話をしたのか。中山都議を直撃した。
「野田さんと会ったのも、Bに行ったのもあの日が最初で、都政全般に関する情報交換をした。料金は割り勘、1万円ちょっとだった。全員、自腹で払ったと思う。都民ファーストの推薦が決まったのはその1か月以上後ですから、そこまでの話はしていない」
──ショーパブで都政の話をするのは無理ではないか。
「いや、少しはしたと思う」