◆彼を知る関係者からは…
緊急搬送されたのは、その矢先の出来事だった。連日連夜、病院前に報道陣が押し寄せるという大騒動の過程で、図らずもT.O.Pの知られざる素顔が続々と明かされている。
「入院中、T.O.Pの叔母がメディアに登場し、彼が長年うつ病とパニック障害を患い、精神安定剤と睡眠薬が手放せない生活だったと話したのです。これにはファンも驚きました。あのつかみどころのないT.O.Pが、薬を常用するほどの心の病を抱えていたとは…と」(在韓ジャーナリスト)
大麻吸引も含め、「彼のキャラクターと『薬』というキーワードはなかなか結びつかない」というファンの声は多数聞こえた。一方、T.O.Pをよく知る芸能関係者はこう話す。
「彼は一言でいうなら芸術家肌。趣味は絵画鑑賞で、自宅には美術館並みの絵画があるといいます。SNSでもモネやダ・ヴィンチなどの作品を頻繁にアップしている。感受性が極めて豊かで、人一倍繊細な人間です。芸能界という不安定な世界に身を置き、心が疲弊することはあったはず。彼はただ、プロ意識ゆえにそれを見せなかっただけなのでしょう」
彼の繊細さや寂しがり屋の一面を示すこんなエピソードがある。昨年4月、ドラマの撮影で2か月のドイツロケに臨んだ時のこと。
「撮影の途中、深刻なホームシックになってしまったのです。この時はメンバーのSOL(29才)が心配のあまり、直筆の手紙を書いています。“ヒョン(兄さん)がつらそうで心配しています。元気出してください”という内容で、受け取ったT.O.Pは思わず涙したとか」(前出・芸能関係者)
大麻吸引は決して許されることではないが、薬を常用せざるを得ないほどのメンタルの不安定さが、元来T.O.Pにはあったのだろう。
※女性セブン2017年6月29日・7月6日号