「昔の芸能界で慈善活動といえば刑務所の慰問だったが、制約が多い上にテレビや雑誌に取り上げられることがほとんどないから、需要はあってもやる人は少なくなりました。杉さんは15歳から刑務所の慰問を続ける人なので、思うところがあったのでしょう。
刑務所の慰問に代わって、東日本大震災を機に芸能界で主流となっているのが、被災地でのボランティアや寄付です。表に出さずにやっている芸能人もたくさんいますが、被災地での活動はメディアが飛びつきやすいので、発生直後だけやってきて継続しない人も中にはいます。杉さんはそうした名ばかりボランティアに苦言を呈したのでしょう」
杉はかねて慈善活動について「売名と言われてもかまわないから継続すべき」と主張してきた。それだけに、継続しない人との間には「すきま風」が吹いたのだろう。
※週刊ポスト2017年7月7日号