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2017.06.29 07:00  女性セブン

最弱省庁・文科省のルサンチマンが爆発した「前川の乱」

◆彼は自腹を切って実地調査をしました

 前川氏の人柄を物語る1つのエピソードがある。1980年代半ば、福岡県に出向していた寺脇氏は、極度の貧困地帯だった旧筑豊炭田地域で暮らす子供たちの様子を現地で視察した。後に本省に戻って後輩たちに「霞が関にいるとわからないけど、日本にはこんな地域もある」と教えると、前川氏が真っ先に手を挙げ、訴えてきた。

「私もそこに連れて行ってください」

 寺脇氏が語る。

「彼は実際、休日に自腹を切って筑豊に足を運んで実地調査をしました。自分が経済的に恵まれて育ったからこそ、貧困にあえぐ子供たちに誰よりも寄り添おうとしていた。自閉症や学習障害を抱えた子供たちにも目を配っていた。現場を見ることを何より大切にする、まっすぐな人間でした」

 会見と同時に不自然な形で報じられた前川氏の出会い系バー通いも、本来、加計学園問題の本質とは全く関係ない。しかし官邸は“前川は悪人だ”と印象づける人格攻撃のみならず、機密情報を漏洩した犯罪者であるかのような扱いを続ける。

「前川さんだけでなく文科省の職員も含めて、“お前がやったんだろう”“スパイじゃないか”と官邸から不当な言いがかりをつけられています。下層省庁と差別されるなか、職員は志を持って昼夜を問わず一生懸命働いている。いわれなき罪をなすりつけられるのは本当に悲しいことです」(寺脇氏)

※女性セブン2017年7月13日号

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