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2017.07.06 16:00  週刊ポスト

ニトリ創業者 「カンニングでもOK」、度胸のビジネス哲学

 たとえば昨年は日本で初めてロボット倉庫を導入し、通販の発送に伴う作業効率を3.75倍も向上させた。

「日本初の試みは数えきれないほどやってきました。今でこそ当たり前になりましたが、家具だけでなく寝具、インテリアなど家庭用製品をトータルに扱うホームファニシングの業態を米国から日本へ輸入し、広めたのも私。

 1972年に米国を視察するセミナーに参加して、色やデザインがコーディネートされた生活空間に衝撃を受け、品質のいい家具が日本の3分の1の価格で流通していると知った。人生観も変わり、米国の豊かさを日本へ伝えたいと、今日まで走り続けてきました」

 他の参加者は、畳で暮らす日本と土足で暮らす米国では文化が違うと否定的だったが、似鳥は米国の家具文化を手当たり次第、取り入れた。

「米国の文化のどれが日本で受け入れられて、どれがだめかなんて、やってみなければわからない。だったら100%マネすればいいんだ、と。昔やった試験のカンニングみたいなものですよ(笑い)。あれから40年以上経って日本の生活も変わりましたが、まだまだ米国から学ぶことも多い。ニトリの社員にも海外との違いを感じて、高い志で仕事をしてほしいんです」

 ニトリでは上場企業平均の約4倍の研修費をかけ、毎年1400人以上の社員を海外へと派遣する。30期連続増収増益と快進撃を続ける同社にとって、人材育成は喫緊の課題でもある。

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