「さすがに“パンツ大臣”は落ちる」と思っている人も多いだろうが、日本の選挙の現実はそうはならない。
高木氏の下着泥棒事件は地元では昔から知られていたが、2世議員で原発関連の地元業者が強力にバックアップしているため、これまでも余裕で当選してきた。
今年1月、自民党福井県連が「高木氏が逮捕されていたのは事実」と発表したが、党本部は否定。背景には安倍首相の出身派閥・細田派のバックアップがある。
高木氏を落とすには、全国的な落選運動リストに載せて批判を強め、地元有権者を動かすしかない。
※週刊ポスト2017年7月21・28日号