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2017.08.06 16:00  週刊ポスト

「投薬治療とがん発症」因果関係研究でがん治療はどう変化?

 糖尿病治療薬のメトホルミンに関して、2015年に岡山大学の研究グループが、「メトホルミンを長期服用した患者は、それ以外の薬剤を服用した患者に比べてがん罹患率、がん死亡率が低く、従来のがん治療法と組み合わせれば治療効果のさらなる改善につながる可能性がある」と発表した。

「既存薬を全く別の疾患の薬として利用する『ドラッグ・リポジショニング』と呼ばれるもので、ED薬のシルデナフィル(商品名『バイアグラ』)がもとは狭心症の治療薬として開発されたのが、勃起促進の作用が認められED薬として発売されたのが好例です。今後研究が進めば、既存薬のがん抑制効果ががん治療の新しい選択肢となっていくのではないでしょうか」(前出・室井氏)

 研究機関と製薬会社のさらなる連携と情報公開は、がん治療とがん予防の双方を大きく前進させる。それは患者にとっても医学界にとっても製薬会社にとっても大きなメリットをもたらす。

※週刊ポスト2017年8月11日号

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