国際情報

中国で社名規制 「天安門事件」や「イスラム国」などはNG

奇をてらった社名は即刻、却下に

 中国政府における経済活動管理部門である中国工商総局は、「北京恐妻有限公司」「深セン1億儲ける実業有限公司」──などなど、意味不明で奇妙な社名などを登記すること禁じる33か条の禁止条項を発表した。中国内には長すぎたり、宗教や少数民族問題などの政治的に敏感な用語を使って社名にする企業もあり、今後は奇をてらった社名は登記時に即刻、却下されることになった。中国紙「法制日報」が報じた。

 中国のネット上では今年6月、「夢を持つ若者たちが牛おじさんの指導の下で生命の奇跡を創造するネット科学技術有限公司」という中国語で漢字39字と非常に長く、何をしている企業なのか分からない社名が評判となった。

 これに対しては「なんだこの会社は?」「牛おじさん、これ誰だ」などとの書き込みがみられた。

 実は同社の創業者の名字が「牛」で、従業員は10人という避妊具関連会社だという。とても、名前だけでは実態はつかめそうもない。このほか、同紙は、「あなたは何を見ているのか科技有限公司」「トラブルを抱えるITを問題なく探す杭州科学技術有限公司」「上海老婆最大電子商務有限公司」などをあげている。

 今回の措置では、「中国最大」や「国家最高」などの過大広告を思わせる社名や、「習近平」や「毛沢東」など国家指導者の名前を使ったり、「天安門事件」「イスラム国」などの政治的に敏感な命名なども企業名とは認められないという。

関連キーワード

関連記事

トピックス

世界陸上を観戦する佳子さまと悠仁さま(2025年9月、撮影/JMPA)
《おふたりでの公務は6年ぶり》佳子さまと悠仁さまが世界陸上をご観戦、走り高跳びや400m競走に大興奮 手拍子でエールを送られる場面も 
女性セブン
イベント出演辞退を連発している米倉涼子。
「一体何があったんだ…」米倉涼子、相次ぐイベント出演“ドタキャン”に業界関係者が困惑
NEWSポストセブン
起死回生の一手となるか(市川猿之助。写真/共同通信社)
「骨董品コレクションも売りに出し…」収入が断たれ苦境が続く市川猿之助、起死回生の一手となりうる「新作歌舞伎」構想 自宅で脚本執筆中か
週刊ポスト
インタビュー時の町さんとアップデート前の町さん(右は本人提供)
《“整形告白”でXが炎上》「お金ないなら垢抜け無理!」ミス日本大学法学部2024グランプリ獲得の女子大生が明かした投稿の意図
NEWSポストセブン
「LUNA SEA」のドラマー・真矢、妻の元モー娘。・石黒彩(Instagramより)
《大腸がんと脳腫瘍公表》「痩せた…」「顔認証でスマホを開くのも大変みたい」LUNA SEA真矢の実兄が明かした“病状”と元モー娘。妻・石黒彩からの“気丈な言葉”
NEWSポストセブン
女性初の総理を目指す高市早苗氏(写真/共同通信社)
「『男よりも男らしい』と言われて喜ぶタイプ」高市早苗氏は女性初の総理大臣になれるのか? その課題と現在地、小池百合子都知事との共通点も 
女性セブン
大谷と真美子さんを支える「絶対的味方」の存在とは
《ハワイ別荘・泥沼訴訟を深堀り》大谷翔平が真美子さんと娘をめぐって“許せなかった一線”…原告の日本人女性は「(大谷サイドが)不法に妨害した」と主張
NEWSポストセブン
須藤被告(左)と野崎さん(右)
《紀州のドン・ファンの遺言書》元妻が「約6億5000万円ゲット」の可能性…「ゴム手袋をつけて初夜」法廷で主張されていた野崎さんとの“異様な関係性”
NEWSポストセブン
イギリス出身のボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
「タダで行為できます」騒動の金髪美女インフルエンサー(26)の“過激バスツアー”に批判殺到 大学フェミニスト協会は「企画に参加し、支持する全員に反対」
NEWSポストセブン
どんな役柄でも見事に演じきることで定評がある芳根京子(2020年、映画『記憶屋』のイベント)
《ヘソ出し白Tで颯爽と》女優・芳根京子、乃木坂46のライブをお忍び鑑賞 ファンを虜にした「ライブ中の一幕」
NEWSポストセブン
俳優の松田翔太、妻でモデルの秋元梢(右/時事通信フォト)
《松田龍平、翔太兄弟夫婦がタイでバカンス目撃撮》秋元梢が甥っ子を優しく見守り…ファミリーが交流した「初のフォーショット」
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《即完売》佳子さま、着用した2750円イヤリングのメーカーが当日の「トータルコーディネート」に感激
NEWSポストセブン