スポーツ

広島ビジター席めぐる観戦バトル 他球団ファンから怒りの声

マナーを巡り騒動が勃発(写真・時事通信フォト)

 セ・リーグ首位独走中の広島カープ。人気・実力ともに圧倒的な存在感を放つ球団となったが、一部ファンのマナー、とくに他球団のホームでもライトスタンドで赤いユニフォームを着て応援するなど、ビジターの観戦マナーに対する“クレーム”が上がっている。熱狂的阪神ファンが集う甲子園球場でも、憶することなくライトスタンドで赤いユニフォームを着てカープを応援するファンもいるという。

 2位以下の球団のファンの意見は多少はひがみも入っているが、カープファンの観戦マナーについては横浜ファンの漫画家・やくみつる氏も一言いいたいようだ。

「横浜スタジアムでもカープファンが増殖しています。その団結力は買いますが、受け入れられない部分もある。彼らはどこの球場でもあれだけの勢力をもってお祭り騒ぎをする。私のように野球観戦を“安らぎの郷”的な位置づけで楽しんできた昔ながらの野球ファンは苦々しく感じてしまいます」

 ビジター席をめぐる観戦マナーバトルは、カープの本拠地でも起こっていた。

 マツダスタジアムではビジター席に「空席」が目立つことがある。その理由は、カープファンによる買い占めである。

「ビジター席ではカープの応援グッズを身につけての応援はできませんが、そこから内野自由席に移動したり、コンコースで立ち見をすることができる。昨年10月のDeNAとのCSでは赤いユニフォーム姿のカープファンがコンコースに溢れていました。ホーム側のチケットが完売していたため、ビジター側から入ったということでしょう。

 こういった行為はシーズン中もたびたび見られていて、ビジター席を取れない他球団ファンから怒りの声が上がっている」(スポーツ紙記者)

※週刊ポスト2017年9月15日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

鳥取県を訪問された佳子さま(2025年9月13日、撮影/JMPA)
佳子さま、鳥取県ご訪問でピンクコーデをご披露 2000円の「七宝焼イヤリング」からうかがえる“お気持ち”
NEWSポストセブン
世界的アスリートを狙った強盗事件が相次いでいる(時事通信フォト)
《イチロー氏も自宅侵入被害、弓子夫人が危機一髪》妻の真美子さんを強盗から守りたい…「自宅で撮った写真」に見える大谷翔平の“徹底的な”SNS危機管理と自宅警備体制
NEWSポストセブン
長崎県へ訪問された天皇ご一家(2025年9月12日、撮影/JMPA)
《長崎ご訪問》雅子さまと愛子さまの“母娘リンクコーデ” パイピングジャケットやペールブルーのセットアップに共通点もおふたりが見せた着こなしの“違い”
NEWSポストセブン
永野芽郁のマネージャーが電撃退社していた
《坂口健太郎との熱愛過去》25歳の永野芽郁が男性の共演者を“お兄ちゃん”と呼んできたリアルな事情
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン
国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン
愛子さまが佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”とは(時事通信フォト)
《淡いピンクがイメージカラー》「オシャレになった」「洗練されていく」と評判の愛子さま、佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”
NEWSポストセブン
年下の新恋人ができたという女優の遠野なぎこ
《部屋のカーテンはそのまま》女優・遠野なぎこさん急死から2カ月、生前愛用していた携帯電話に連絡すると…「ポストに届き続ける郵便物」自宅マンションの現在
NEWSポストセブン
背中にびっしりとタトゥーが施された犬が中国で物議に(FB,REDより)
《犬の背中にびっしりと龍のタトゥー》中国で“タトゥー犬”が大炎上、飼い主は「麻酔なしで彫った」「こいつは痛みを感じないんだよ」と豪語
NEWSポストセブン
(インスタグラムより)
《“1日で100人と寝る”チャレンジで物議》イギリス人インフルエンサー女性(24)の両親が現地メディアで涙の激白「育て方を間違ったんじゃないか」
NEWSポストセブン
藤澤五月さん(時事通信フォト)
《五輪出場消滅したロコ・ソラーレの今後》藤澤五月は「次のことをゆっくり考える」ライフステージが変化…メンバーに突きつけられた4年後への高いハードル
NEWSポストセブン
石橋貴明、現在の様子
《白髪姿の石橋貴明》「元気で、笑っていてくれさえすれば…」沈黙する元妻・鈴木保奈美がSNSに記していた“家族への本心”と“背負う繋がり”
NEWSポストセブン