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BBQでの肉の取り扱い、塩振るタイミングや常温化が重要

BBQでのサーロインステーキの上手な焼き方

 夏の暑さもひと段落し、秋の気持ちい気候の中でBBQの機会も増える。そんな時に知っておきたいポイントとは?

 BBQは、炭・焚火、ガスなどを使う直火の野外料理。網や串を使って直接火にかける「直火焼き」、鉄板やフライパンにのせて焼く「間接焼き」、水分を残して焼く「蒸し焼き」に分類される。肉を焼くときの基本常識は、以下の5点。

【1】牛肉は焼く30分ぐらい前には冷蔵庫から出して常温にもどす。常温にすることで、外側と内側の温度差が小さくなり、内部にも火が通る。

【2】冷凍肉は解凍せずに焼く方がおいしい。解凍すると水分と一緒に旨みも抜けてしまう。

【3】牛肉を焼くときは、表面を素早くこんがり焼き、肉内に旨みを閉じ込める。肉の中心温度が60℃になると、たんぱく質が凝固し肉が硬くなるので、なるべく早く焼き上げる。

【4】塩は焼く直前にかける。塩を早くかけすぎると肉汁が出過ぎて旨みがなくなる。

【5】塩加減は、肉料理の場合、肉の重量の0.8~1%がおいしいといわれている(日本食肉消費総合センター調べ)。それでは実践。下記レシピは2人前分量を記した。

【レシピ】
◆材料/牛肉2枚。にんにく・塩・牛脂適量。
◆作り方/
1:肉の筋に包丁で切れ目を入れ、常温で30分ほど放置。
2:焼く直前に塩をふる。
3:熱したフライパンに牛脂をひき、にんにくスライスと肉をジューッと一気に焼く。
4:肉両面に焦げ色がついたら弱火にし焼き上げる。

※女性セブン2017年9月21日号

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