サイズの割に重いものを送るなら、ゆうパックがイチオシ。というのも、他社はサイズと重さで料金が決まるが、ゆうパックはサイズだけで料金が決まるから。節約アドバイザーの和田由貴さんが語る。
「ゆうパックの利用時は、荷物をいかに小さく梱包できるかを考えましょう。割れ物などでなければ段ボール箱にこだわらず袋などに入れて粘着テープで留めます。かさが減らせるので、料金も安くすむんです」
それ以外にも、ゆうパックには多彩な割引システムがある、『同一あて先割引』は過去1年以内に荷物を送った場所に再送すると60円割引されるサービス。複数の荷物を同じ宛先に送る際は『複数口割引』が利用でき、これも荷物1つにつき60円割引となる。
小さなものを安く運ぶ仕組みもある。
「『スマートレター』といって、A5サイズで厚さ2cm以内、重さが1kgまでのものは、全国一律180円で届けることができます」(和田さん)
同様に25cm×34cm以内で厚さが3cm以下の荷物(1kg以内)は、『クリックポスト』を利用すれば全国一律164円で送ることが可能だ。
「フリーマーケットアプリ『メルカリ』のユーザーには、A4サイズで厚さ3xm以下の荷物を全国一律175円で届ける『ゆうゆうメルカリ便』もあります」(丸山さん)
また、送料の支払いに切手を使えるのもゆうパックだけの特徴だ。
佐川急便の強みはズバリ「重いもの」にある。他社が扱う荷物は最大30kgまでだが、佐川は50kgまで対応してくれる。他社で重量制限に引っかかった場合は、佐川急便に頼んでみよう。
「佐川は法人相手の配送が多いので、正直、個人向けの割引サービスは乏しいです。でも、ヤマトと同じく代引きの際にクレジットカードが使用できるのは便利ですね」(丸山さん)
※女性セブン2017年10月5日号