芸能

韓国芸能界 兵役を巡って株上げる人下げる人で評価真っ二つ

兵役で株を上げた2PMのテギョン

 韓国の芸能界において重要な問題となるのが、18才から29才までの成人男性に2年間の兵役義務が課せられる韓国の徴兵制度だ。多くの男性K-POPスターたちが、この兵役のために2年間の芸能活動休止を余儀なくされる。

 そんななか、2PMのテギョン(28才)は、本来は行く必要のない兵役に、自ら志願した。テギョンはアメリカからの帰国子女でアメリカの永住権も持っている。外国の永住権がある韓国人には兵役義務はないのだが、テギョンは永住権を放棄。さらに、“軍務に耐える体ではない”と判断された者が進む公益機関勤務の「社会服務要員」ではなく「現役兵」にこだわるあまり、長年患っている椎間板ヘルニアの手術を2回も受け、晴れて入隊が認められたのだ。そんなテギョンに対し、韓国メディアは《国民の模範》《スターのお手本》などと絶賛したという。

 一方でJYJのユチョン(31才)は、2015年8月に入隊すると、社会服務要員として江南区役所勤務となった。しかし、終業後に市内の歓楽街で飲み歩く姿が報じられ、クラブで女性を暴行したとして告訴までされている。

 テギョンとユチョンの例に見るように、昨今の韓国芸能界では、兵役を巡って株を上げる人間と下げる人間が真っ二つに分かれている。

 韓流の代名詞でもあるぺ・ヨンジュン(45才)は視力低下を理由に兵役自体を免除されており、チャン・ドンゴン(45才)も過去に気胸の手術を受けていたことで、同じく免除された。

「イ・ビョンホン(47才)は、早くに父親を亡くしていたことから、『家長として家族を養わなければならない』という理由で6か月の社会服務要員になっています」(韓国スポーツ紙記者)

 いずれも正当な理由で兵役を免除または短縮された例だが、世間からは「芸能人ゆえの特例ではないか」と非難の目を向けられた。

 実際に入隊しながらも、その生活ぶりがバッシングされた例もある。歌手のRain(35才)は、軍隊の慰問公演や広報活動を務める国防広報院の広報支援隊に服務中、恋人のキム・テヒ(37才)と頻繁に逢瀬を重ねていたことが報じられ、大騒動に発展した。

「彼が一般兵の2倍以上の特別休暇を取っていたことが判明したからです。さらに禁止されている携帯電話を所持し、済州島での広報活動の際、高級ホテルのスイートルームに宿泊していたこともわかった。広報支援隊は“芸能兵”と呼ばれるほど、多くの芸能人が配属されることで知られていましたが、調べてみるとRainのような特別待遇の人間が多数いることが発覚し、国民から批判が殺到。結果的に、韓国国防省は2013年7月に広報支援隊を廃止しています」(別の韓国のスポーツ紙記者)

関連記事

トピックス

球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
真美子さん着用のピアスを製作したジュエリー工房の経営者が語った「驚きと喜び」
《真美子さん着用で話題》“個性的なピアス”を手がけたLAデザイナーの共同経営者が語った“驚きと興奮”「子どもの頃からドジャースファンで…」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン