国内

歌舞伎好き過ぎる女性、200万円の三味線を購入する

歌舞伎で浪費する妻の実態とは(写真/アフロ)

「夏のボーナスをすべてK-POPアイドルにつぎ込んだ」、「ディズニーランドにのめり込むあまり、ミッキーをきれいに撮るため、20万円の一眼レフを買った」――そんな驚くべき“浪費女”の実態を描いた『浪費図鑑』(小学館)が話題になっている。夫をなだめ、家事や育児と両立しながら自分の趣味にお金をつぎ込む“浪妻”の一人50才フルタイム勤務、自営業の夫とふたり暮らしのKさん。高価な着物と帯、結い上げた髪で銀座に出没するそんな彼女に話を聞いた。

 * * *
 歌舞伎の世界というのは、観劇そのものにもお金がかかるのですが、それ以上に怖いのが“副作用”。例えば、ある程度歌舞伎をたしなんだ人は、着物で舞台に足を運びます。

 それも1枚持っているだけではダメ。袷、単衣、薄物と季節に合わせて変わっていくし、それぞれに適した帯も用意しなければなりません。それも帯だけで50万円という世界です。

 さらにのめり込むと、舞台の伴奏で使われる長唄三味線や日舞を習いはじめる人もいて、これがまたお金を食うんです。例えば三味線だと先生への月謝に加え、練習用の楽器も買わなきゃいけない。

 少し上達してくると、発表会に出るようになりまして、そこで“本番用の三味線”という恐ろしい代物が出現します。

 先生曰く、「50万円のなんて、買っても何の意味もないわよ。せめて200万円のものにしてね」ですって。目を白黒させながら、買ってしまいましたよ。

※女性セブン2017年10月5日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

「夢みる光源氏」展を鑑賞される愛子さま
【9割賛成の調査結果も】女性天皇についての議論は膠着状態 結婚に関して身動きが取れない愛子さまが卒論に選んだ「生涯未婚の内親王」
女性セブン
勝負強さは健在のDeNA筒香嘉智(時事通信フォト)
DeNA筒香嘉智、日本復帰で即大活躍のウラにチームメイトの“粋な計らい” 主砲・牧秀悟が音頭を取った「チャラい歓迎」
週刊ポスト
『虎に翼』の公式Xより
ドラマ通が選ぶ「最高の弁護士ドラマ」ランキング 圧倒的1位は『リーガル・ハイ』、キャラクターの濃さも話の密度も圧倒的
女性セブン
羽生結弦のライバルであるチェンが衝撃論文
《羽生結弦の永遠のライバル》ネイサン・チェンが衝撃の卒業論文 題材は羽生と同じくフィギュアスケートでも視点は正反対
女性セブン
“くわまん”こと桑野信義さん
《大腸がん闘病の桑野信義》「なんでケツの穴を他人に診せなきゃいけないんだ!」戻れぬ3年前の後悔「もっと生きたい」
NEWSポストセブン
中村佳敬容疑者が寵愛していた元社員の秋元宙美(左)、佐武敬子(中央)。同じく社員の鍵井チエ(右)
100億円集金の裏で超エリート保険マンを「神」と崇めた女性幹部2人は「タワマンあてがわれた愛人」警視庁が無登録営業で逮捕 有名企業会長も落ちた「胸を露出し体をすり寄せ……」“夜の営業”手法
NEWSポストセブン
中森明菜
中森明菜、6年半の沈黙を破るファンイベントは「1公演7万8430円」 会場として有力視されるジャズクラブは近藤真彦と因縁
女性セブン
食品偽装が告発された周富輝氏
『料理の鉄人』で名を馳せた中華料理店で10年以上にわたる食品偽装が発覚「蟹の玉子」には鶏卵を使い「うづらの挽肉」は豚肉を代用……元従業員が告発した調理場の実態
NEWSポストセブン
撮影前には清掃員に“弟子入り”。終了後には太鼓判を押されたという(時事通信フォト)
《役所広司主演『PERFECT DAYS』でも注目》渋谷区が開催する「公衆トイレツアー」が人気、“おもてなし文化の象徴”と見立て企画が始まる
女性セブン
17歳差婚を発表した高橋(左、共同通信)と飯豊(右、本人instagramより)
《17歳差婚の決め手》高橋一生「浪費癖ある母親」「複雑な家庭環境」乗り越え惹かれた飯豊まりえの「自分軸の生き方」
NEWSポストセブン
店を出て染谷と話し込む山崎
【映画『陰陽師0』打ち上げ】山崎賢人、染谷将太、奈緒らが西麻布の韓国料理店に集結 染谷の妻・菊地凛子も同席
女性セブン
昨年9月にはマスクを外した素顔を公開
【恩讐を越えて…】KEIKO、裏切りを重ねた元夫・小室哲哉にラジオで突然の“ラブコール” globe再始動に膨らむ期待
女性セブン