国内

「おしりだって、洗ってほしい。」など日本の名コピー集一挙紹介

『コピージアム2017』では不朽の名作がズラリ

 買い物をする際、誰しも商品のコピーに惹かれて購入してしまったという経験があるだろう。人々の心を掴んで離さない名コピーはこれまで幾多生まれては消えてきた。

 1960年代~2010年代までの名コピーを厳選し、紹介しよう。()内はスポンサーで、その後の個人名はコピーライターの名前だ。

【1960年代】
「トリスを飲んでHawaiiへ行こう!」(寿屋)/山口瞳
→当時は珍しかった海外旅行を懸賞にしたコピーが大成功。

「大きいことは いいことだ」(森永製菓)/小島厚生
→『森永エールチョコレート』のCMソングの一節が流行語に。

「カステラ一番、でんわは二番、三時のおやつは文明堂」(文明堂)/岡本光
→クマの人形がラインダンスするCMで強烈な印象を残した。

【1970年代】
「モーレツからビューティフルへ」(富士ゼロックス)/古川英昭
→ヒッピー風男性がBeautifulと掲げるだけの新時代の企業広告。

「金曜日はワインを買う日。」(サントリー)/加藤英夫
→週休2日制が浸透し始めた頃、リッチな生活を提案した名コピー。

「男は黙ってサッポロビール」(サッポロビール)/秋山晶
→世界の三船敏郎が登場するだけで大きな話題を呼んだ。

「でっかいどお。北海道」(全日空空輸)/眞木準
→北海道の広大さが人々の憧れとなった、全日空さわやかキャンペーン。

【1980年代】
「好きだから、あげる。」(丸井)/仲畑貴志
→格式高い百貨店の包装紙の贈り物は“義理”という逆説メッセージがヒット。

「おしりだって、洗ってほしい。」(東陶機器)/仲畑貴志
→お茶の間に衝撃を与えた、ウォシュレットのコピー。

「ピッカピカの一年生」(小学館)/杉山恒太郎
→全国津々浦々から新一年生が登場。長寿CMとなった。

「私はコレで会社をやめました」(アルマン)/川出幸彦、高橋達郎、上野正人
→『禁煙パイポ』のCMは子供にも大流行。1985年の流行語大賞受賞。

「亭主元気で留守がいい。」(大日本除虫菊)/石井達矢
→町内会の主婦たちが何度も復唱する、かけあいCMが爆笑を誘った。

「くうねるあそぶ。」(日産自動車)/糸井重里
→昭和天皇病状悪化で井上陽水の「お元気ですか」の音声が消される事態に。

【1990年代】

関連記事

トピックス

東京都慰霊堂を初めて訪問された天皇皇后両陛下と長女・愛子さま(2025年10月23日、撮影/JMPA)
《母娘の追悼ファッション》皇后雅子さまは“縦ライン”を意識したコーデ、愛子さまは丸みのあるアイテムでフェミニンに
NEWSポストセブン
2023年に結婚を発表したきゃりーぱみゅぱみゅと葉山奨之
「傍聴席にピンク髪に“だる着”姿で現れて…」きゃりーぱみゅぱみゅ(32)が法廷で見せていた“ファッションモンスター”としての気遣い
NEWSポストセブン
渡邊渚さんの最新インタビュー
渡邊渚さんが綴る「PTSDになった後に気づいたワーク・ライフ・バランスの大切さ」「トップの人間が価値観を他者に押しつけないで…」
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKI(右/インスタグラムより)
《趣里が待つ自宅に帰れない…》三山凌輝が「ネトフリ」出演で超大物らと長期ロケ「なぜこんなにいい役を?」の声も温かい眼差しで見守る水谷豊
NEWSポストセブン
ルーヴル美術館での世紀の強奪事件は瞬く間に世界を駆け巡った(Facebook、HPより)
《顔を隠した窃盗団4人組》ルーブル美術館から総額155億円を盗んだ“緊迫の4分間”と路上に転がっていた“1354個のダイヤ輝く王冠”、地元紙は「アルセーヌ・ルパンに触発されたのだろう」
NEWSポストセブン
活動休止状態が続いている米倉涼子
《自己肯定感が低いタイプ》米倉涼子、周囲が案じていた“イメージと異なる素顔”…「自分を追い込みすぎてしまう」
NEWSポストセブン
松田聖子のモノマネ第一人者・Seiko
《ステージ4の大腸がんで余命3か月宣告》松田聖子のものまねタレント・Seikoが明かした“がん治療の苦しみ”と“生きる希望” 感激した本家からの「言葉」
NEWSポストセブン
“ムッシュ”こと坂井宏行さんにインタビュー(時事通信フォト)
《僕が店を辞めたいわけじゃない》『料理の鉄人』フレンチの坂井宏行が明かした人気レストラン「ラ・ロシェル南青山」の閉店理由、12月末に26年の歴史に幕
NEWSポストセブン
森下千里衆院議員(共同通信社)
《四つん這いで腰を反らす女豹ポーズに定評》元グラドル・森下千里氏「政治家になりたいなんて聞いたことがない」実親も驚いた大胆転身エピソード【初の政務三役就任】
NEWSポストセブン
ナイフで切りつけられて亡くなったウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(Instagramより)
《19年ぶりに“死刑復活”の兆し》「突然ナイフを取り出し、背後から喉元を複数回刺した」米・戦火から逃れたウクライナ女性(23)刺殺事件、トランプ大統領が極刑求める
NEWSポストセブン
『酒のツマミになる話』に出演する大悟(時事通信フォト)
『酒のツマミになる話』が急遽差し替え、千鳥・大悟の“ハロウィンコスプレ”にフジ幹部が「局の事情を鑑みて…」《放送直前に混乱》
NEWSポストセブン
『週刊文春』によって密会が報じられた、バレーボール男子日本代表・高橋藍と人気セクシー女優・河北彩伽(左/時事通信フォト、右/インスタグラムより)
「近いところから話が漏れたんじゃ…」バレー男子・高橋藍「本命交際」報道で本人が気にする“ほかの女性”との密会写真
NEWSポストセブン