芸能

梅沢富美男「ルールがわからないなら芸能人やめろって」

「芸能人には芸能人のルールがある」と語る梅沢

 共感を呼ぶ毒舌、辛口コメントで今やあらゆるテレビ番組に引っ張りだこ。忖度いっさいなしのぶっちゃけエッセイ『富美男の乱』(小学館)も話題の梅沢富美男(66才)が、芸能界における“親の責任”について語る。

 2016年8月、宿泊先のホテルの従業員に性的暴行を加えたとして逮捕された高畑裕太(24才)。母・高畑淳子(62才)はすぐ謝罪会見を開いたが、後にメディアで息子を擁護するような発言をし、違和感を抱かれる向きもあった。議論を呼んだこの事件を梅沢はどう見るのか?

 * * *
 もちろん手を出してしまった男が悪い。だけど、彼(裕太)は釈放されたとき、報道陣を睨みつけたよね。彼は自分がハメられたって思っているんだろうな。そういう可能性は否定はできないけど、自分の立場というものがある。自分が問題を起こすことで、テレビや舞台が中止になるとどれだけの損害があるのか。自分の地位を捨てるほど、今自分がやろうとしていることは価値があることかどうか。表に出て、知名度が上がれば上がるほど、それをいつも念頭に置いておかなければならないし、もしおれが親だったら自分が理不尽だと思うことがあったなら自分で発信しろと言います。

 幸い、おれは天狗になったことがないし、芸能界なんて今日があって明日のない商売と思っている。タレントが売れているのは、周りのスタッフが商品であるタレントに傷がつかないよう一生懸命頑張ってくれるから。だからスターになったタレントは責任を持って周りの人間を食わせないといけない。それがわからないなら芸能人をやめろって。

 おれは死んだ親父から「温かい飯が食いたいなら芸能人をやめろ」と言われ続けた。かつて美空ひばりさんもいつもショーが終わった後に「冷たいチャーシュー麺」を食べていたと聞いたことがある。自分のために汗水垂らして働くスタッフを思い、スポンサーなどに挨拶回りをしているうちにラーメンが冷めてしまうんだろうな。深い話だよ。

〈芸能界では高畑だけでなく、橋爪功(76才)の息子(30才)も今年6月に覚せい剤取締法違反で逮捕された。このときも親の責任論が白熱した〉

関連記事

トピックス

今季から選手活動を休止することを発表したカーリング女子の本橋麻里(Xより)
《日本が変わってきてますね》ロコ・ソラーレ本橋麻里氏がSNSで参院選投票を促す理由 講演する機会が増えて…支持政党を「推し」と呼ぶ若者にも見解
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
失言後に記者会見を開いた自民党の鶴保庸介氏(時事通信フォト)
「運のいいことに…」「卒業証書チラ見せ」…失言や騒動で謝罪した政治家たちの実例に学ぶ“やっちゃいけない謝り方”
NEWSポストセブン
球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン