芸能

80年代土曜深夜 フジvs日テレvsテレ朝のトップレス戦争

『オールナイトフジ』は一世を風靡した

 かつて「エロの最前線」はテレビだった。中でも激戦だったのが1980年代の土曜深夜だ。1979年から1980年にかけて起きた第2次オイルショックによる深夜番組自粛への反動か、バブルへと向かうエネルギーの発露か──1980年代には各局がエロ番組を登場させた。

 なかでもインパクトが大きかったのが、『オールナイトフジ』(フジテレビ系、1983~1991年)だ。それまでエロとは遠い存在だった「現役女子大生」を毎週土曜日の深夜に登場させ、女子大生ブームを巻き起こした。

「まじめで“高嶺の花”のイメージだった女子大生が、あの番組で一気に身近でエロい存在になった。ボディコン姿は見られるし、水着コーナーもあるしで、見逃せない番組だった」(50代男性)

 女子大生たちは「オールナイターズ」というアイドルグループとして、大学名と名前をはっきり出して登場した。世に出始めていたAVの内容を恥ずかしがりながら紹介したり、道行く男性に「あなたのパンツ見せてください」と直撃取材を迫ったり、レオタード姿でエアロビクスをするコーナーもあったりと、まさにフル回転。山崎美貴や片岡聖子はその後も芸能界で活躍した。

 初代司会はジャズ歌手の秋本奈緒美と日航キャンペーンガールの鳥越マリ。その後も松本伊代、麻生祐未、森尾由美らが司会を務めた。

 出演者のなかでもひときわ色気が滲み出ていたのが、アシスタントを務めていた当時19歳の杉本彩である。東レ水着キャンペーンガールだった杉本は、瑞々しい水着姿を披露するかたわら、エロトークを振られても堂々とあしらう様が「セクシーだ」と話題を呼んだ。特に男子大学生からの人気は凄まじく、学園祭にひっぱりだこになり、「学園祭の女王」の異名をとった。

関連記事

トピックス

趣里と父親である水谷豊
《女優・趣里の現在》パートナー・三山凌輝のトラブルで「活動セーブ」も…突破口となる“初の父娘共演”映画は来年公開へ
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏は2017年にダブル不倫が報じられた(時事通信フォト)
参院選落選・山尾志桜里氏が明かした“国民民主党への本音”と“国政復帰への強い意欲”「組織としての統治不全は相当深刻だが…」「1人で判断せず、決断していきたい」
NEWSポストセブン
現地取材でわかった容疑者の素顔とは──(勤務先ホームページ/共同通信)
【伊万里市強盗殺人事件】同僚が証言するダム・ズイ・カン容疑者の素顔「無口でかなり大人しく、勤務態度はマジメ」「勤務外では釣りや家庭菜園の活動も」
NEWSポストセブン
中村七之助の熱愛が発覚
《元人気芸妓とゴールイン》中村七之助、“結婚しない”宣言のルーツに「ケンカで肋骨にヒビ」「1日に何度もキス」全力で愛し合う両親の姿
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
《まさかの“続投”表明》田久保眞紀市長の実母が語った娘の“正義感”「中国人のペンションに単身乗り込んでいって…」
NEWSポストセブン
週刊ポストの名物企画でもあった「ONK座談会」2003年開催時のスリーショット(撮影/山崎力夫)
《巨人V9の真実》400勝投手・金田正一氏が語っていた「長嶋茂雄のすごいところ」 国鉄から移籍当初は「体の硬さ」に驚くも、トレーニングもケアも「やり始めたら半端じゃない」
NEWSポストセブン
大谷が購入したハワイの別荘の広告が消えた(共同通信)
【スクープ】大谷翔平「25億円ハワイ別荘」HPから本人が消えた! 今年夏完成予定の工期は大幅な遅れ…今年1月には「真美子さん写真流出騒動」も
NEWSポストセブン
運転席に座る広末涼子容疑者
《追突事故から4ヶ月》広末涼子(45)撮影中だった「復帰主演映画」の共演者が困惑「降板か代役か、今も結論が出ていない…」
NEWSポストセブン
江夏豊氏(右)と工藤公康氏のサウスポー師弟対談(撮影/藤岡雅樹)
《サウスポー師弟対談》江夏豊氏×工藤公康氏「坊やと初めて会ったのはいつやった?」「『坊や』と呼ぶのは江夏さんだけですよ」…現役時代のキャンプでは工藤氏が“起床係”を担当
週刊ポスト
殺害された二コーリさん(Facebookより)
《湖の底から15歳少女の遺体発見》両腕両脚が切断、背中には麻薬・武装組織の頭文字“PCC”が刻まれ…身柄を確保された“意外な犯人”【ブラジル・サンパウロ州】
NEWSポストセブン
山本由伸の自宅で強盗未遂事件があったと報じられた(左は共同、右はbackgrid/アフロ)
「31億円豪邸の窓ガラスが破壊され…」山本由伸の自宅で強盗未遂事件、昨年11月には付近で「彼女とツーショット報道」も
NEWSポストセブン
佳子さまも被害にあった「ディープフェイク」問題(時事通信フォト)
《佳子さまも標的にされる“ディープフェイク動画”》各国では対策が強化されるなか、日本国内では直接取り締まる法律がない現状 宮内庁に問う「どう対応するのか」
週刊ポスト