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お湯のみで髪を洗う「ノープー」が拡大中、臭いは大丈夫?

ミランダ・カーも実践する“ノープー”の利点は?(写真/アフロ)

 夏のジメジメから一転、空気が乾燥し始めてきた。季節の変わり目に気をつけたいのが、体調の変化、肌トラブル、そして髪の毛のトラブルだ。頭皮や髪の毛が乾燥し、抜け毛が増えたり、皮脂が詰まってフケが増えたり。そこで試してみたいのが近年、じわじわと広がっている「ノーシャンプー」こと“ノープー”。

 シャンプーを使わずにお湯のみで汚れを洗い流すという“湯シャン”は、ミランダ・カー(34才)、タモリ(72才)、福山雅治(48才)といった海外セレブや芸能人も実践しているといわれ、昨年大手メーカーから専用コンディショナーが発売されたこともあって、今“ノープー派”に移行する人が増えている。

 背景にあるのは、人工的なシャンプーを使わないことは髪にとって自然でいい、という考えだ。白金ビューティフルエイジングクリニック院長の山口麻子さんは「シャンプーは汚れだけでなく、必要な皮脂や頭皮の潤いも洗い流してしまう」と指摘する。

「シャンプーには脂汚れを強力に落とす界面活性剤が含まれ、頭皮によくありません。食器用洗剤によって手荒れが起きるのと同じで、頭皮のバリア機能が破壊されるため、かゆみやフケ、切れ毛や抜け毛につながってしまうのです。髪のダメージを感じるという人はシャンプーが原因のこともあります」

 湯シャンは薄毛や抜け毛が気になる、コシがなくなってきたという人にもオススメだ。

「頭皮や髪へのダメージがなくなり、女性特有の悩みが改善されることが多い」と話す山口さんは40代半ば。自身も7年前からシャンプーをやめ、患者にも方法を教えている。

「患者さんからは、髪の立ち上がりがよくなったとか、髪の毛が太くなった、フケやかゆみがなくなったという感想が多いです。私自身もすごく太くなったのを感じます」

 髪の悩みが解消されるのはうれしいけど、においはどうなの…? と心配になってしまうが、大丈夫なのか。

「汚れはお湯だけで充分に落ちますし、人に不快感を与えるようなにおいにはなりません。毎日のシャンプーで人工香料に慣れてしまっているから臭いのではないかと思うけれど、しばらくすると気にならなくなります」(山口さん)

※女性セブン2017年11月2日号

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