しかし、ほとんど飲まず食わずだったので、徐々に疲れが出てきて、倒れそうになった際、自身の上を飛んでいるドローンを見つけたという。きっと捜索隊が近くにいると思った羅さんは大声で叫んだが、捜索隊には聞こえず、また、草木に隠れて、ドローンのカメラも羅さんを捉えることはできなかった。
ところが、羅さんはドローンを見つけたことで希望を見出し、生きる元気も出てきた。そうしたことから声を出し続けたところ、捜索隊のメンバー2人が羅さんを探し出して救出。この時、迷ってからすでに5日間が経っていたという。
これについて、ネット上では、「最後まであきらめなかった捜索隊の執念もすごいが、穴の中に入って寝ることを思いついた羅さんの機転や、ドローンを見て、希望を捨てなかった羅さんの楽観的な明るさもすごい」などとの書き込みがみられている。
羅さんは自宅に帰った後、いまも元気に農作業に励んでいるという。