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2017.11.12 16:00  週刊ポスト

中条きよし 歌は長続きすると思えず、役者をやりたかった

「芝居」への思いを語る

 映画史・時代劇研究家の春日太一氏がつづった週刊ポスト連載『役者は言葉でできている』。今回は、歌手としてまず世間に認められ、その後、役者に進出した中条きよし。新曲『煙がめにしみる』が発売中の中条が語った、本当は芝居をしたかった駆け出しの頃について話した言葉を紹介する。

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 中条きよしといえば、1974年に歌謡曲「うそ」が大ヒットしてから役者にも進出していった経歴の持ち主だ。が、実は元々は役者志望だったという。

「小学生時代から僕は自分で音痴だと思っていましたから、歌を歌うようになるなんて思ったこともなかったんですよ。

 当時は映画俳優になりたいと思っていました。映画館に行けば東映時代劇ばかりの時代で、憧れましたね。東映の太秦の撮影所に見学に行くこともありました。ちょうど中村錦之助さんの『宮本武蔵』の撮影中で、高倉健さんが佐々木小次郎をやっていた時でした。

 これは別の映画の撮影を見学した時なのですが。ある役者さんを実際に近くで見ていると、そんなにお上手なように見えないんです。それを見ながら『俺もがんばったらできるんじゃないか』って。そういうのが、一つのきっかけでした。

 小学校五年くらいの時に岐阜の劇団に入りました。名古屋のテレビで活躍されていた方のやっていた劇団で。中学になってからは演劇部に入りました」

 その後、役者としての生活を始めるが、世に出たのは歌手としてだった。

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