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北島三郎が流しをしていた渋谷のんべい横丁、今も発展中

『会津』の山うどのたまり漬け(500円)とニシンの山椒漬(600円)(撮影/貴田茂和)

 若者の街といわれる渋谷だが、その一画では昭和の情緒を残す「渋谷のんべい横丁」が大きな存在感を放っている。ここは戦後に東急本店通りで営業していた屋台が移転して生まれた横丁で、現在は約40店が軒を連ねる。店舗のサイズは当時の屋台と同じだ。横丁の広報を担当している御厨浩一郎さん(52)は言う。

「若い人や外国人が増えて、雰囲気もずいぶん変わりました。時代が一周して、今の若い子たちはおっさんに絡まれるのが嬉しいみたいです(笑い)。また、青山学院大学の学生たちの提案で始まった『渋谷のんべい横丁祭り』も今年で6回目。これからも、ますます盛り上がっていくと思いますよ」

 北島三郎が流しの時代にギターを背負ってよく出没していたという伝説もある由緒正しき横丁。駅周辺の再開発で高層ビルがどんどん建っていく一方で、変わらない渋谷も確かに存在する。

 渋谷のんべい横丁の名店を3店、紹介しよう。

【会津】
 創業52年。会津・榮川酒造の日本酒と会津の郷土料理が楽しめる。席の距離が近いため、初対面同士でもすぐに打ち解けられる。
18:30~24:00/8席/日休/チャージ800円(お通し2品つき)

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