仮に白鵬がモンゴル一門を立ち上げることになれば、相当な資金が必要となる。
「その際には紗代子夫人の“財力”が強力な後ろ盾となるはずです。モンゴル一門の総帥となる白鵬は協会での発言力が増し、『外国人力士初の協会理事』になる可能性があり、白鵬が相撲協会を支配する日がやって来るかもしれません」(前出・担当記者)
この「白鵬支配」を食い止めるために立ち上がったのが、貴乃花親方に他ならない。
「貴乃花親方が白鵬を止めるための“鍵”とするのが暴行事件です。現場に居合わせた白鵬が少なくとも数十秒続いた暴行をじっと見ていたのか、あるいは止めに入ったのか。なかには『モンゴル互助会に背を向ける貴ノ岩を制裁するため、白鵬が日馬富士をそそのかした』との見方もある。実際、貴乃花親方は2人の横綱が“共謀したのでは”と疑っています。今は口を閉ざしている貴ノ岩が暴行現場の“真実”を証言すれば、白鵬が責任を問われる事態になりかねない。貴乃花親方はそのチャンスをじっと窺っているのかもしれません」(前出・担当記者)
1964年の東京五輪に父親が出場したことから、2020年の東京五輪までの現役続行を公言する白鵬。大相撲支配に向けて白星街道をひた走ろうとする白鵬に貴乃花親方は土をつけるのか。土俵の内外を巻き込んだガチンコ対決が続く。
※女性セブン2017年12月21日号