「退位表明後、報道が過熱したことに宮内庁は神経を尖らせている。最近は『週刊新潮』2017年12月14日号で陛下が退位にあたり『パレードをしたいと考えておられる』と報じた際も即座に『事実に全く反する』と抗議するなど、対応を硬化している。会員制雑誌に抗議するなど以前なら考えられなかった。以来、宮内庁は『退位』に関する報道には目を光らせているようです」(皇室担当記者)
『テーミス』発行人の佐々木重敏氏は、「事実は記事に書いてある通りです。内容には確証を持っています」と撤回には応じない構え。それに対して宮内庁は、「この記事は事実ではないと伝えたまでです」(総務課広報室)という答えだった。
真偽はともかく、抗議によって騒動が拡大してしまったことは間違いない。
※週刊ポスト2018年1月26日号