1月15日、巨人やヤンキースで活躍した松井秀喜氏(43)、阪神の金本知憲監督(49)、巨人前監督の原辰徳氏(59)の野球殿堂入りが発表された。
球界の発展に大きく貢献をした選手や指導者を顕彰するために1959年に創設された野球殿堂。殿堂入りを果たすと、肖像や記念品が東京ドームに併設される野球殿堂博物館に展示される。
殿堂入りには競技者表彰(プレイヤー部門、エキスパート部門)と特別表彰があり、とりわけ注目の集まるプレイヤー部門は、15年以上のプロ野球取材経験のある記者(今回は376人)による投票で決まる(有効投票の75%の得票で殿堂入り)。
同部門で選出されたのは、日本人唯一のワールドシリーズMVP経験者の松井氏と連続フルイニング出場の世界記録を持つ金本氏。たしかに実績は申し分ない。
ただし、である。次点に目を向けると通算二塁打数のNPB記録を持つ元中日・立浪和義氏(48、66%)、日米通算300セーブの記録を残した元ヤクルト・高津臣吾氏(49、46%)といった名選手の名前が並ぶ。一体、何が“当落”を分けるのか。