スポーツ

新年あけると一斉に齢を重ねる競走馬 “年の功”はある?

馬の年齢はどう影響する?

 馬は新年があけると、一斉に齢をひとつ重ねる。これまで「3歳馬」と呼ばれていたのが、4歳になるとあまり年齢でいわれなくなる。いっぽう7歳、8歳となると、馬券を買う方は少し躊躇してしまうことがある。角居勝彦氏の週刊ポストの人気連載「競馬はもっともっと面白い 感性の法則」より、馬にも年の功はあるのかについてお届けする。

 * * *
 日本の競走馬の年齢はかつて数え年によっていました。生まれた時にはもう1歳。その後1月1日を迎えるたびに歳をとる。日本人の年齢に対する感覚で、高齢の方は「数えで○歳」などといったりしますね。

 しかし2001年からは馬齢の国際表記に従い、「生まれた年を0歳(当歳)、新たに1月1日を迎えるごとに1歳加齢する」となった。つまり加齢日は一律に1月1日であるものの、馬齢イコール満年齢ではありません。

 2、3歳馬はまだまだ精神的に子供です。ですが馬が成長するまでレースは待ってくれない。2歳でレースに出ます。気持ちも体も未完成のままでクラシックレースに向かう。

 馬の身になってみれば、相当に不自由でしょう。人間を乗せずに伸び伸び走れるのはデビュー前だけ(その後は放馬という場面もありますが)。そんな馬の屈託を、人間は感じてやらなければいけない。

 落ち着きがなかったり、指示に従わなかったりと、幼さからくる馬の行動について、人間の側が我慢するしかない。パドックなどでも、3歳馬は無駄な動きが多い。これが5歳になると、走る能力は別としてぐっと落ち着きが出てきます。オープン馬ともなれば貫禄さえ感じられるでしょう。その辺を感じることができる人は、かなりのパドック派です。

関連キーワード

関連記事

トピックス

鉄板焼きデートが目撃されたKing & Princeの永瀬廉、浜辺美波
《永瀬廉と浜辺美波のアツアツデート現場》「安く見積もっても5万円」「食べログ予約もできる」高級鉄板焼き屋で“丸ごと貸し切りディナー”
NEWSポストセブン
レッドカーペット大谷夫妻 米大リーグ・大谷  米大リーグのオールスター戦で、試合前恒例行事のレッドカーペットショーに参加したドジャース・大谷翔平と妻真美子さん=15日、アトランタ(共同)
《ピーチドレスの真美子さん》「妻に合わせて僕が選んだ」大谷翔平の胸元に光る“蜂の巣ジュエリー”と“夫婦リンクコーデ”から浮かび上がる「家族への深い愛」
NEWSポストセブン
鉄板焼きデートが目撃されたKing & Princeの永瀬廉、浜辺美波
《永瀬廉と全身黒のリンクコーデデート》浜辺美波、プライベートで見せていた“ダル着私服のギャップ”「2万7500円のジャージ風ジャケット、足元はリカバリーサンダル」
NEWSポストセブン
この日は友人とワインバルを訪れていた
《「日本人ファースト」への発言が物議》「私も覚悟持ってしゃべるわよ」TBS報道の顔・山本恵里伽アナ“インスタ大荒れ”“トシちゃん発言”でも揺るがない〈芯の強さ〉
NEWSポストセブン
鉄板焼きデートが目撃されたKing & Princeの永瀬廉、浜辺美波
《タクシーで自宅マンションへ》永瀬廉と浜辺美波“ノーマスク”で見えた信頼感「追いかけたい」「知性を感じたい」…合致する恋愛観
NEWSポストセブン
亡くなった三浦春馬さんと「みたままつり」の提灯
《三浦春馬が今年も靖国に》『永遠の0』から続く縁…“春友”が灯す数多くの提灯と広がる思い「生きた証を風化させない」
NEWSポストセブン
手を繋いでレッドカーペットを歩いた大谷と真美子さん(時事通信)
《産後とは思えない》真美子さん「背中がざっくり開いたドレスの着こなし」は努力の賜物…目撃されていた「白パーカー私服での外出姿」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン
女優・遠野なぎこ(45)の自宅マンションで身元不明の遺体が見つかってから2週間が経とうとしている(Instagram/ブログより)
《遠野なぎこ宅で遺体発見》“特殊清掃のリアル”を専門家が明かす 自宅はエアコンがついておらず、昼間は40℃近くに…「熱中症で死亡した場合は大変です」
NEWSポストセブン
和久井被告が法廷で“ブチギレ罵声”
【懲役15年】「ぶん殴ってでも返金させる」「そんなに刺した感触もなかった…」キャバクラ店経営女性をメッタ刺しにした和久井学被告、法廷で「後悔の念」見せず【新宿タワマン殺人・判決】
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんの「冬のホーム」が観光地化の危機
《白パーカー私服姿とは異なり…》真美子さんが1年ぶりにレッドカーペット登場、注目される“ラグジュアリーなパンツドレス姿”【大谷翔平がオールスターゲーム出場】
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン