前号で報じた通り、白鵬は日馬富士の暴行をしばらく放置し、さらに人目につかないようにするためか、同席していたホステスを部屋の外に出すなどしていた経緯も、「意見書」には綴られているという。
少なくとも、加害者側と被害者側で大きく言い分が食い違っていることは間違いない。別の協会関係者はこういう。
「貴乃花親方が白鵬をことさら批判しようとしているというよりは、協会の報告書が白鵬に不利にならないようにしている記述が多いということ。もちろん、貴乃花親方が思い描く横綱のあるべき姿と、貴ノ岩の証言した白鵬の振る舞いに大きな乖離があったことは間違いないでしょう」
※週刊ポスト2018年2月9日号