【豆腐にのせるだけ──サケ缶とキムチ和えの冷奴】
サケの水煮缶も一手間加えるだけで栄養価の高いおかずに早変わりする。料理研究家・タケムラダイ氏がいう。
「サケ缶とキムチを和えて豆腐の上にかければ、普段食べているものとは一味違った冷奴になります。ごま油を垂らすと、さらに風味が増します」
管理栄養士の白鳥早奈英氏はキムチとの“相性”に太鼓判を押す。
「サケに含まれるアスタキサンチンによる動脈硬化予防だけでなく、キムチを加えることで、冬にこそ必要な代謝を高めるカプサイシンを摂ることができます。キムチに含まれる乳酸菌には腸内環境を整える効果もあります」
【トマト缶をかけるだけ──トマト炒り卵】
市場に出回っている生のトマトは赤色が薄いものも少なくないが、水煮缶のトマトは濃い赤色に熟している。
女子栄養大学栄養クリニック所長で、『血管を強くする「水煮缶」健康生活』(アスコム)を監修した田中明医師が話す。