「昔は子だくさんの家庭が多く、子育てをしているとあっという間に時間が流れました。しかし少子化が進む現在は、お母さんの自由になる時間が増えた。また、昔のように子供をたくさん産めば、それだけ体も疲弊しますが、子供の少ない今の母親は昔に比べて若々しいままでいられる」
2児の母親でカラーコーディネーターとして活躍しながらモデル業もこなす筧沙奈恵さん(30才)はこう話す。
「私も含めて、周りのママ友には自分を犠牲にして子供に尽くすことをよしとする人はあまりいません。子供を置き去りにすることなく、自分のおしゃれやキャリアも諦めない、バランスの取れたママがかっこよくて理想です」
今秋のNHK連続テレビ小説『まんぷく』のヒロインに安藤サクラ(32才)が抜擢されたことも、時代の象徴といえる。安藤は昨年6月に夫である柄本佑(31才)との間に長女を出産したばかり。東京在住の彼女は今年5月から、赤ちゃんを抱えて大阪にある撮影所に“移住”する。
「毎回ヒロインが倒れる」と噂されるほど過酷な朝ドラの撮影に、幼い子供のいる「ママさんヒロイン」が起用されるのは初めて。撮影所内に託児所を設け、撮影時間を前倒しして夜10時には終えるといった“ママシフト”が敷かれる予定だ。
出産4か月後にオファーを受けた安藤は、「子供を産んだらお仕事は無理と思っていたけど、夫や家族が背中を押してくれた」と語った。
※女性セブン2018年3月8日号