ライフ

ネット将棋 藤井六段、佐藤名人、羽生竜王も密かに参加か

藤井六段も参加していた(時事通信フォト)

 藤井聡太六段(15)の活躍を目にして、自分も将棋を指してみたい──そう思っても、近所に将棋クラブがなかったり、あっても実力に合う対戦相手がいなかったりと、なかなかうまくいかない。そうしたなかで、気楽に、空いた時間に楽しめるからと利用者が増えているのが「ネット将棋」だ。『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』などの著書があるライターの松本博文氏は、こう語る。

「ネット将棋は、家にいながらいつでも相手を見つけて対戦できるのが魅力です。初めての人にとっても易しいのが、将棋連盟が運営している対局サイト『将棋倶楽部24』と、連盟公認の『将棋ウォーズ』ですね。

 対局成績が数値化され、勝ちを重ねれば段級が上がっていくレーティングシステムが組み込まれています。この2つのネット将棋で段級を上げていくと佐藤天彦名人(30)、羽生善治竜王(47)の直筆署名が入った日本将棋連盟の免状・認定状(5級~六段)を取得することもできます」

 ネット将棋には、初心者から、プロ級の腕前の持ち主、さらには本物のプロ棋士まで密かに参加しているという。

「藤井六段も小学校低学年の頃から匿名アカウントで『将棋倶楽部24』を使い始めて、6年生の時点でプロレベルにまで登り詰め、熱心な利用者の間では“やたらと強いのがいる”と話題になっていた。『将棋倶楽部24』や『将棋ウォーズ』はプロ棋士になってから密かに指している人も多いとされ、佐藤天彦名人(30)や渡辺明棋王(33)が愛用してきたことで知られています。

 過去には、ズバ抜けて強い匿名アカウントが突然登場し、“羽生さんがこっそり指しているんじゃないか”などと愛好家の間で話題になったこともある」(松本氏)

※週刊ポスト2018年3月9日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

割れた窓ガラス
「『ドン!』といきなり大きく速い揺れ」「3.11より怖かった」青森震度6強でドンキは休業・ツリー散乱・バリバリに割れたガラス…取材班が見た「現地のリアル」【青森県東方沖地震】
NEWSポストセブン
前橋市議会で退職が認められ、報道陣の取材に応じる小川晶市長(時事通信フォト)
《前橋・ラブホ通い詰め問題》「これは小川晶前市長の遺言」市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ、市長選へ向け自民に危機感「いまも想像以上に小川さん支持が強い」
NEWSポストセブン
3年前に離婚していた穴井夕子とプロゴルァーの横田真一選手(Instagram/時事通信フォト)
《ゴルフ・横田真一プロと2年前に離婚》穴井夕子が明かしていた「夫婦ゲンカ中の夫への不満」と“家庭内別居”
NEWSポストセブン
二刀流かDHか、先発かリリーフか?
【大谷翔平のWBCでの“起用法”どれが正解か?】安全策なら「日本ラウンド出場せず、決勝ラウンドのみDHで出場」、WBCが「オープン戦での調整登板の代わり」になる可能性も
週刊ポスト
高市首相の発言で中国がエスカレート(時事通信フォト)
【中国軍機がレーダー照射も】高市発言で中国がエスカレート アメリカのスタンスは? 「曖昧戦略は終焉」「日米台で連携強化」の指摘も
NEWSポストセブン
テレビ復帰は困難との見方も強い国分太一(時事通信フォト)
元TOKIO・国分太一、地上波復帰は困難でもキャンプ趣味を活かしてYouTubeで復帰するシナリオも 「参戦すればキャンプYouTuberの人気の構図が一変する可能性」
週刊ポスト
世代交代へ(元横綱・大乃国)
《熾烈な相撲協会理事選》元横綱・大乃国の芝田山親方が勇退で八角理事長“一強体制”へ 2年先を見据えた次期理事長をめぐる争いも激化へ
週刊ポスト
2011年に放送が開始された『ヒルナンデス!!』(HPより/時事通信フォト)
《日テレ広報が回答》ナンチャン続投『ヒルナンデス!』打ち切り報道を完全否定「終了の予定ない」、終了説を一蹴した日テレの“ウラ事情”
NEWSポストセブン
青森県東方沖地震を受けての中国の反応は…(時事通信フォト)
《完全な失敗に終わるに違いない》最大震度6強・青森県東方沖地震、発生後の「在日中国大使館」公式Xでのポスト内容が波紋拡げる、注目される台湾総統の“対照的な対応”
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
《名古屋主婦殺害》「あの時は振ってごめんねって会話ができるかなと…」安福久美子容疑者が美奈子さんを“土曜の昼”に襲撃したワケ…夫・悟さんが語っていた「離婚と養育費の話」
NEWSポストセブン
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
週刊ポスト
優勝パレードでは終始寄り添っていた真美子夫人と大谷翔平選手(キルステン・ワトソンさんのInstagramより)
《大谷翔平がWBC出場表明》真美子さん、佐々木朗希の妻にアドバイスか「東京ラウンドのタイミングで顔出ししてみたら?」 日本での“奥様会デビュー”計画
女性セブン